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朝風呂 1
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(…痛い。腰が痛い。)
すっきりとした顔の清の横で波留は腰を摩りながら、廊下を歩く
昨日は結局、清に構い倒され気づいた時には早朝になっていた
流石にベタベタの身体とシーツ、浴衣は不味いと思い、旅館の洗濯場とお風呂を借りる事にする
私服に着替え、浴衣とシーツを洗濯場で一通り洗いロビーの人に謝ると、女将さん達は構わないわよと大らかなの笑顔で手を振ってくれた
(まぁ、耳打ちで『お盛んだったのね♡』って言われたけど…)
チラリと横を歩く清を覗き見ると、その視線に気づいたのかバッチリと目が合う
「っ‼︎」
急いで視線をずらすと清は微笑みながら波留の前髪を撫でた
「…可愛い。」
その一言で波留は倒れそうな程、顔が熱くなる
「な、な何言って⁉︎」
餌を与えられた鯉の様に口を開閉させていると後ろから声をかけられビクリと飛び上がった
「お前らー、なんで私服なんだー?」
「総長ー‼︎朝風呂っすかー?」
「2人とも、少しは空気を読んでやれよ。」
真尋に光樹と会長だった
「……タイミングさいってー。」
清は3人を睨みつけながら波留の肩を自分の方へと引き寄せる
「あー、そう言う事か。」
「……?」
会長は清の行動から察したが、光樹の方は解らないらしい
「み、光樹に真尋さん会長も‼︎おはようございます‼︎」
波留はなるだけ気持ちの昂りを鎮めるために、後ろを向いて3人に挨拶をした
「お、波留はきちんとしてるな。」
「ちょっと、親父。」
笑顔で波留の頭を撫でてくる会長に野心丸出しの清
「まぁまぁ、男同士仲良く朝風呂入ろうなー」
波留と清は3人に連れられる様に風呂場に向かった
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