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朝風呂 2
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「…波留って本当に細いな。」
髪を洗う波留の横で光樹がまじまじと言う
「…ちょっと光樹。なに、人の身体ジロジロ見てるのさ‼︎」
両手が泡だらけでふさがってるのをいい事に光樹から四方八方に視線を受ける
「いや、昨日も思ったんだけどさ。…やしゃ?って言うんだっけ?そんなんだなーって」
「華奢ね…。」
「そうそう、それそれ‼︎…いやー、俺の身体とは全く違うんだなって思ってさ」
光樹の間違えを直し、ため息をつくと彼は波留の方足を持ち上げた
「ひぇっ⁉︎」
「へー…毛もうっすいんだな…てか生えてんのか?」
ツーっとふくらはぎと脛をなぞられ、変な声が出そうになる
「…なに勝手に触ってん…だっ‼︎」
ドスッ
光樹の頭の上に桶が振ってき、風呂場にうめき声が上がった
「そうちょ……いだぃ。…木の丸桶は流石にいたいっすぅ」
「勝手に触ってるお前が悪い。」
なんの悪気も感じていない清が仁王立ちで波留達の背後に立っている。…丸桶を持って
「別に変な意味で触ったわけじゃ無いっすもん‼︎」
涙目で訴える光樹を白々しい顔で受け流し波留の頭についた泡を流してくれた
「…波留、光樹はきっと波留の足を見てムラァって来たと思うから今後は気をつけなきゃダメだよ?」
「総長‼︎ 俺、そこまで変態じゃないっすから‼︎」
「どうだかー…」
泡を綺麗に流し終えると清は光樹に挑発する様な目線を投げかける
波留はその場を逃げ出す様にそろりと間をすり抜け、真尋達のいる浴槽へと入った
「…お前も大変だな。」
豪快に笑いながら波留の肩を叩く会長に苦笑いで返す
「俺はただ単に波留って細いなって思っただけで……って総長、首んとこどうしたんすか?」
光樹は泣きそうな顔で彼に言うと、ふと清が縛った髪の間から見える跡を指差した
「ん?……あぁ、これ?」
(……っ⁉︎)
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