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マジックミラー 2
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そんな風に優しく言われ、波留は正直に答えた
「…さいしょは、ジュースかなっておもったの」
「おう…それで?」
「でも、のんでるうちに…おさけだってきがついて…。だけど…もぅ、どうなってもいいかなっておもっちゃって…」
きっと波留をそうさせたのは昼間の一件で心がモヤモヤしていたからだ
「んで、こんなになるまで飲んじまったって事か」
猇の言葉に素直に頷く
「お前が酔ってるのってな。…もの凄くエロいんだよ。」
そう言うと、猇は波留の前髪を優しくはらい顔のラインをゆっくりとなぞる
「…酔った泣き顔なんか男から見たらとんでもなくくる。…だからお前をここに連れて来たんだ。」
「……ん。」
彼の手の動きにビクリと身体を跳ねさせると、猇は「それもダメだ」と言った
この勢いなら話せると思い、彼に波留はこのモヤモヤを伝えることにする
「…じゃ、じゃあ…。いおりちゃんと…その……」
「…ん?李織がどうした?」
聞き返してくる猇に波留は真っ赤な顔で言う
「け、けっこんとか……しない?」
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