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波留達は、旅館で朝食を済ませると名残惜しかったが身支度を整えて熱海をあとにした
清と猇の乗る車に揺られながら、波留は満足気に微笑んだ
「なに、にやけてるのさー」
すると、前部座席から清が波留の方を向きながら不思議そうに尋ねてくる
「んー?…来てよかったなって思ったの」
えへへと頬を掻きながら言うと、清も満足気に笑った
「…また、来年もこよっか。ね、猇」
「……まー、悪くないからな。」
猇もミラーを見て波留に笑い、目を細めて言う
「…うんっ‼︎」
波留は大きく頷くと、笑顔で前部座席に乗り出した
(…これからも、俺を見てて下さい‼︎♡)
**
『和嶋会長…。本人を見つけました。』
「そうか、……ほな、もう戻ってええで。」
『解りました。…失礼します。』
ピッ…
「……成宮波留。ちびっとばかし興味が出てきよったわ。」
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