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清と柊 3<清視点>
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「違う…?どうしてそう思うのさ」
柊に理由を尋ねると彼は自分の瞳を指差しながらこう言った
「目だよ。…波留兄ぃを見る目が明らかに可笑しかった」
「どんな風に?」と首を傾げると柊は鼻を鳴らす
「どんな風にって…本人に会ってみりゃ嫌でも解るよ。もうただのレイプ犯だよ。」
目の前でそう告げる彼は波留の兄の事をよく思っていないらしい…
「波留のお兄さんの事、君は嫌いなのかな?」
「嫌いも何も反吐が出そうな程大っ嫌いだね。…なんで父さんも母さんもあんな奴なんかの医療費を払ってるんだよ。」
舌打ちまでかますその姿に苦笑が出る
「…俺の推測だけどさ、波留兄ぃってあいつからヤられてたんじゃないの?…強姦っての?」
「あながち間違ってないと思うよ。」
波留の立場もあるから、そこは濁す事にする
「…なんだ、知ってるんじゃないのかよ。」
「流石にそこまでは俺も聞かされてないよ。…話しにくいんじゃないのかな」
作り笑いを浮かべて柊を見ると、彼はつまらなさそうに目を細めた
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