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突撃訪問 2
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地図でいわれた通りに車を走らせ、真尋の住んでいるマンションへと辿り着いた
エントランスを過ぎると、真っ直ぐに真尋の家を目指す
「しっかしまー、仕事をしに来ないね〜…」
「明日、雨でも降んのか?」
「そうかもね‼︎」
呑気そうな2人を他所に、真尋の家の扉の前で立ち止まった
「…ここかな?」
号室と名前を確認すると、波留は呼び鈴を押す
『…はい』
機械の向こう側から弱った真尋の声が聞こえる
「真尋さん、俺です。」
『…波留か。どうしたんだ?こんな所まで…』
「心配になって見に来ました。…最近仕事に来てないみたいだったので」
真尋に趣旨を伝えると、彼はカギを開けるから待っててくれと言い通話をきった
ほんの数秒待つと扉の鍵が外れ、中からいつもの彼とは思えない程乱れた容姿の真尋がいた
「…うわ、こうみるとおっさんだぞー、真尋」
「うるせぇよ。…あがってくか?」
清をジロリと睨むと、口を尖らせてつっけんどんに言う
「いいんですか?」
首を傾げてたずね直すと、真尋は小さく頷いてくれる
「…汚いけど、気にするなよ。」
「んな事気にしねぇよ。…じゃあ、早速」
棒立ち状態だった猇とニヤニヤと笑っている清が波留より先に真尋の家へと入って行ってしまう
「お前らなー…」
ため息をつきつつも、真尋は笑いながら波留を招き入れてくれた
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