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ナイショ話 2
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「…ここは、波留に任せた方がいいかもね。」
「えっ⁉︎」
清が赤くなる彼の表情から何かを感じとったのか、波留と真尋を別室へと追いやる
「……。」
猇も止めようとはしなかった
***
連れていかれたのは、真尋の寝室だった
彼をベッドに腰掛けさせ、波留は改めて訳を聞くことにする
「えっと、真尋さん。…俺に話せる所まで話してもらってもいいですか?」
真尋は波留の顔を見ると、少し安心したかのように口を開いた
「…光樹と組の奴らでこの間飲みに行ったんだ。俺はいつもみたいにベロベロになるまで酔っちまってよ。…あいつが介抱してくれたらしいんだ。」
介抱してくれる所までは良かったらしい
「連れていかれたのがあいつの家でさ…気ぃ抜いてた俺も俺だけど、そのまま抱かれちまって…あいつって意外すぎる程力が強いんだよな。」
ははっと空笑いをしながら頭を抱える真尋
「…でも、真尋さんならやめさせることは出来ましたよね。」
(…組長だし、やめろって言えば光樹は聞いてくれたかもしれない。)
「…それは…そうだけどよ。」
語尾になるにつれて小さくなる声に、止められなかった理由があるのだと知る
「…あんま、あいつらに言うなよ?」
真尋はそう言うと、その時の出来事をきちんと話してくれた
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