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犬と猫
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あれから2ヶ月近く経った。
雪斗の事は呼びにくいから雪って呼ぶようになった。
だが、そんな雪はゲイみたいだった。しかも対象が俺…。
友達としては雪の事は大好きだ。だが恋愛?無理です…
「おはよう♪怜♥︎」
「あっああ。おはよう」
雪はてをぎゅーと握り締め乍抱きついてくる。
雪に紹介されて仲良くなった、同類の李久宇から貰ったポッキーがポロっと落ちてしまった。
「雪、手離して?」
「えー…。嫌だぁ」
その時だ。京也が来たのは。
京也は本を俺と雪の間に降り下げた。
雪は運動神経が良かったからひょいっとかわしてた。
ソンでもって京也に連れて行かれた。雪は「怜の所行くー!」なんて叫んでた。
「怜~。少しは雪斗を見てやったら?」
「俺はゲイじゃない。あっもう一本頂戴?」
「ははは。見るのは好きでもされるのは嫌か?」
「見るのは好きだけどされるのはちょっと…嫌だぁ」
「じゃあ、俺が好きにさせたげる。」
雪はいつの間にか京也から逃げ出し、俺の所に来ていた。
雪は俺の服に手を侵入させて、指の腹で俺の腹をなぞった。
「ひぃっ!」
いきなりで驚いて声が出てしまう。
雪はそれを楽しそうにしてたけど…。京也の本が頭に直撃し、机に突飛した。俺は巻き沿いを食らわないようにサッと退く。
「うぅ…。京也酷い…。怜冷たい」
「冷たいって言われても…」
キーンコーン
チャイムが聞こえた。
此処は京也と李久宇らの教室だから帰らないといけないけど…。雪は動こうとしないだろう。
「雪…?行くぞ。」
「だって…。怜が…。」
「わぁーた!授業頑張ったら何か上げるから(飴とか)」
雪は明るい顔をして犬みたいに付いて来た。
後ろで2人の会話が聞こえてきた。
「犬と主人…。」
「いや。どちらかと犬と猫だな。」
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