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sideツヅ
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ぱちっと音がしそうなくらい目を見開いて起きたその子には見覚えがある。
暗くて目の色が確認できないから確信はないが。
「っ!ゲホッ…ヒュ-…」
「大丈夫か?」
とにかく今は苦しそうだし…。咳してるし座らせた方がいいよな?
でもやっぱり…
「お前…昨日の。」
ゆっくり身体を起こすその子の顔が光に照らされ確信を得る。
「おぉっ!やっぱり!弟くんじゃないかー。」
昨日の綺麗な子だなぁ。なんで変装(?)してるんだ。
すると弟くんは呼吸を落ち着かせながら言う。
「どちら様ですか?」
「え?酷くね?昨日温めてあげようとした親切な先輩じゃないかー。」
昨日はワックスで髪の毛あげてたからわかんないのかな?後ろでくくってたしね。
そー思いかきあげる。
すると、げっという様な顔をして何気に酷い質問を重ねてきた。
「セクハラの人…。何でいるんですか。てか鍵かけてましたよね。」
「思い出してくれたー?何でって生徒だし?あぁー。鍵ね。生徒会室にあったからずっと持ってる。」
セクハラの人…って。てか同じ学校だったんだー。これから楽しくなりそうだなぁ。
なんて思っていると何を勘違いしたのか
「生徒会室とか…勝手に入っちゃダメですよ。」
などと言ってきた
だから俺は精一杯可愛く覚えてもらおうと
「俺、生徒会長♡」
と言うと
嘘でしょ。
って顔されちゃったよー。
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