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sideレイ退屈しのぎ
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それからの日はあっという間に過ぎて行った。
兄さんにレンの家に泊まると言うと、案外簡単にOKがでた。いつも家に1人で寂しいだろう と、気を使ってくれた。
学校は相変わらずで、朝から追いかけられ屋上に行きたまにジョウちゃんとふざけてつまらない授業をうけた。変わったことと言えばあのメンバーで良く屋上に集まるようになった事。
今も屋上にレン以外のクラブ無し(サボり)組が集まっている。
「いいだろケチー。シューンーヤーーー!お願いー!」
「後輩の前で情けねぇ。なんで俺なんだよ他にもいるだろ。」
さっきからこれだ。
クレハとアイちゃんはと言うと…寝てる。
日陰でスヤスヤと気持ちよさそうに。
「だってシュンの家が1番近いじゃん!それにどーせ部屋余ってるだろ!あんだけ広いお屋敷なんだしさー!」
「そりゃそーだが…そんなイキナリ言われてもなぁ…。」
ガチャッ
「どーもー…って、会長。何瞬也さん襲ってるんですか?あ、まさかそっちの趣味ですか?」
「ちっがうよ!そっちの趣味だとしてもシュンはねぇよ!」
「あ?んだとこらぁ。お前よりかは節操のある顔してると思うんだがなぁ?」
あーなんかわかる気がするなー。確かに会長は王子様みたいだけどちょっとチャらい感じ
「あー確かにそーですね。瞬也さんのが節操のある顔してます。」
「節操のある顔って何?!てかなんでシュンだけ名前なの?!瞬也さんとかめっちゃ尊敬した呼び方されてずるい!」
これは…いったいいつまで続くのだろうか。
あ、虫だ。
うわっこっちくんな!虫は無理ぃ!
「ほらみろよ。レイが退屈過ぎて虫と戯れてる。」
「シュンあれは…たたき潰そうとしてる様に見えるのだが…。」
「おいレイ。そこまでしなくてもその虫に罪は無いだろ?先輩方が困ってるだろ。」
…あれ?俺はなぜ靴を振りかぶっているのだろうか…。
レンが虫を追い払ってる…。
あ、なるほど。
「すみません。虫を見ると禁断症状が出るんです。」
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