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03 翔希side
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身体が勝手に動いた。
初めて見た、神威の笑った顔。
優しく俺を見て、頭を撫でてくれて、嬉しくて、愛おしいと感じた。
抱きしめて、離したくないと。
気づいたら、夢中で神威にキスしてた。
「かみ、ゃ・・・」
消え入りそうな声で名前を呼ばれて、はっと我に返った。
潤んだ瞳で呼吸を整える神威。
見上げられて、ふるえてるのがわかった。
怖い想いなんかさせて、何してんだよ。
あんな瞳で見られたら、また止まらなくなりそうな気がしたから、目を開わせずに。
俺はその場から逃げた。
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