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「輝ぅー!おっかえりぃ~」
「・・・美雪さん、ちゃんと服着てください」
家に帰ったら、美雪さんがまた不法侵入していた。
この人は、僕の部屋の横にすんでいる大学生の女の人。
実はマンションの非常扉が、僕と美雪さんの家の間のものだけ壊れていて、この通り、ベランダの窓の鍵を閉め忘れたらお互いの家に出入り自由だ。
この人、僕に恨みがあるらしくて、何度もこうやって僕の家の食べ物を食い散らかしたり、やりたい放題している。
「今日は何のようですか」
今日はいろいろあり過ぎて早く一人になりたかったから、すぐに用件をすませてもらおうと思った。
いつもならだいたい、愚痴を聞けば帰ってくれる。
「・・・あたしの彼氏がさ?またあんたに惚れたみたい」
「は?」
待て。友達が惚れたならまだしも、彼氏?美雪さんの彼氏って、男だよな。
しかもまた??
「この前の夜、廊下で会ったじゃん?あん時に惚れたみたいでさぁ~。ま、あたし的にはどうでもいいのよ?あの人みついでくるだけでちょっとウザかったから。
でもねぇーちょっと気にくわないかなぁ」
美雪さんの顔つきが変わった。
近くにあった、突っ張り棒をわざわざ外して、僕の前で仁王立ちをする。
「殴ってもいい?」
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