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病院で治療を受けたら、入院することになった。
警察が来てて、話すように言われたから話した。
その時に、担任と保健の先生と、神谷もいた。
美雪さんは逮捕されるらしい。
話が終わると、先生や警察たちは出て行った。
「神谷は帰らねーの?」
「ここに泊まる」
「は?」
「ここのが家より学校に近いし」
さっきの怒りは消えたようで、安心した。
なんか、話したらすっきりした。
・・・!!
「神・・・谷・・・」
「ん?どうした、水か?」
やばい、苦しい。
優しく笑いかけて水をとろうとしてくれる神谷。
僕は今から、神谷にひどいことを言ってしまう。
言いたくなくても言ってしまうんだ。
自分が止まらなくて。
「く、すり・・・神谷、くすり・・・!」
「!! ダメだ。・・・それ以外なら何でもしてやる。だからダメだ」
何でも?神谷ってホントに優しいよね。
「だったら、もうここにこないで」
くすりと戦いながら必死で出した言葉。
これ以上僕を見ないで。
こちらに染まらないで。
「無理。そんな泣きそうな顔して言ってるおまえほっとけねーよ。
・・・おまえが好きだから」
え・・・・・・?
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