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「はいはーい、いちゃついてるところごめんねー」
若い看護婦が病室に入ってきて、点滴を取り替える。
僕は無意識に神谷の服の袖を握っていた。
なんだか、怖い・・・。
「時間びみょうですけど、朝食食べますか?」
お腹は減ってない。くすりのせいかな?
「いりませ・・・「いります!もってきてください!!」
僕の言葉を遮って、神谷が答えた。
自分が食いたいだけだろ。
「はーい、わかりました」
看護婦さんはすでに持ってきていた朝食をここまで運んでくれた。
しかも二人分。
「どうぞ」
「「ありがとうございます」」
僕のは病院食だった。栄養やくすりのことを考えて。
けど、神谷のはコンビニ弁当を皿に盛りつけたような感じだった。
あの看護婦さんが気を使ってくれたのかな?
「このからあげうめぇ!」
「神谷からあげ好き?」
「おう!」
「じゃあ、これあげる」
「サンキュー!」
僕のところにも入っていたからあげを神谷にプレゼント。
やっぱり、犬みたいだな。
いい意味でね?
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