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13 翔希side
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「俺も、放したくなんか・・・!でもおまえは」
「僕は、神谷といたい」
今度ははっきりと言われた。
まっすぐな眼差しが痛いくらいに注がれる。
「俺も・・・いっしょにいたい。どこにも行くなよ、輝」
涙が出そうだ。
襲われたときは泣かなかったのに。
あれ、地面に水滴・・・
「・・・っ」
輝が泣いてる。
もしかして、お互いにすれ違っていただけなのか?
なら、もう責任とか関係ない。二人でいられるならなんでもいい。
「輝、ずっと一緒にいよう」
「当たり前だ」
お互い涙で顔がくしゃくしゃになりながら、
お互いの顔を見て笑って、自然と顔が近くなって、そのままキスをした。
長く長く、深いキスを。
Fin.
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