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SAN値がピンチ
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翌日
上条の家に泊まった俺はそのまま学校に行くことになるのだが、一緒に登校はぜっっったいに嫌だ。
なので先に家を出た。
え、昨日何してたの?
そこは察しろ…(涙)
エロエロ展開が最初の方で出てしまったからお忘れの人もいるだろう。
俺は金髪だ。だから不良扱いされている。
ということは…ぼっちなんだよドヤァ★彡
別に寂しくないよ?女子に話しかけられることがなくても、男子生徒にも怖がられても寂しくありませぇーん!
んなわけあるかよボケェ…
高校生男子で女子に話しかけてもらえない男子がどれだけつらいかっっ‼︎
普通に男友達も作ってみんなでオールで騒ごうぜ‼︎みたいな展開もないんだ。
なんなの?神様俺のこと嫌いなの?
結構人並み以上に真面目に生きてきたよ⁉︎
と悲しく机に突っ伏していた。
すると例のやつが来た。
上条悠人。
相変わらず周りには女子の群れが出来ていて、騒がしい。
こいつが来た瞬間、男子たちはおはよーと上条の方に行く。
そんな愛想笑いに騙されるなみんな!
そいつは性格悪いんだぞ⁉︎
しかも昨日俺にピーした上にピーした野郎だぞ⁉︎自主規制入るくらいのことしたんだぞ⁉︎
勿論そんな俺の心の声は届くはずもなく、馬鹿みたいに叫んでる俺が虚しくなるだけ。
チラっと上条を見ると上条もこっちをみた。
やべぇぇぇ、目合った★彡
嫌な予感が的中し、上条が俺に近付いてくる。
「当麻」
女子に言ったら卒倒しそうなエロいボイス。
上条は俺に話しかけていて、しかも名前で呼んでるから周りはすげぇびっくりしてる。
ほら、やめろよ、俺みじめだからさ(涙)
「これ、忘れ物。」
と言って渡されたのは…携帯だった。
なんで今朝の俺忘れ物なんかしたの。
「え、どういうこと?」
とクラスでも上の立場にいるケバい系女子が俺を睨む。
怖い怖い怖い怖い…やめて?俺弱いの、ヘタレなの。
「ん?当麻昨日俺んちに泊まったからさ」
その一言はクラス中を沈黙させた。
ってうおい⁈何さらっと言ってんだよ?
みんなの目が…目がぁーっっ!
「仲…良いの?だってこいつ不良だよ?」
何人かがそう言う。
「そうだよ、悠人。こいつヤバイことやってんだよ?」
ヤバイことってなんだよ⁈とか思いつつ、少し腹が立った。
「それ誰が言ってたの?」
びっくりするような低い声。
そう言ったのは上条だった。
「みんな言ってるよ」
「みんな言ってたとしても自分が本当に見たものじゃないんでしょ?」
にこりと微笑む上条。
あれ、怒ってる?
「そんな風に人のこと外面ばっか見るとか…うざ」
⁉︎‼︎⁉︎⁈
え?
一瞬何が起こったかわからなかった。
だってあの上条が人前でうざって言ったんだ。
女子はすごい顔してたし、みんな顔面蒼白。俺も多分すごい顔してるだろう。
本性を知ってる俺からすれば、こいつがわざと人前でうざって言ったんだ。
わざと。
「当麻、行くよ」
と腕を掴まれ、引きずられる。
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