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突然の出来事
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世間から背を向けてから俺は成績がガクンと下がった。
まぁそれでも上位なんだけど。
だけどそんなの親は許さなかった。
母親には口だけの説教だったけど、親父は違う。
暗い倉庫に2日閉じ込められた挙句、散々な暴力も受けた。
こんなときは兄貴が助けてくれたけど、そんな兄貴は今日もどこかに行っている。
なんで?
それからのことだ。
親が弁護士の知り合いに勉強を見てもらえと言った。
ふざけんな、なんだそれ。
なんでもいとこのいとこらしいけど。
そんなの他人と同じじゃん。
紹介にあがったやつは…なんというかチャラかった。
本当に弁護士なのか?
でも顔だけはイケメンだった。
むかつく。
そしてさらに、
「八城聖也です。23歳の弁護士やからまだ若いで〜」
関西弁だ。
何それうぜぇ。
こういうやつ嫌い。本当に嫌い。
むかつくし、仲良くしたくもないから思いきしシカトしてやった。
「あれ?無視はようないで千鶴くん?」
無視?だってうざいもん。
目障り。どーせ俺のこと嗤ってるんだろ?
落ちこぼれたかわいそうなやつって。
「そういうの、うざい。ヘラヘラして、何が楽しいの?」
「やっと喋ったなぁ。ん?まぁ俺関西から来たしなぁ…」
あ、そうですか。
どうでもいい。うざい、むかつく。
「千鶴くんは可愛い顔してんねんな。」
は?可愛いだと?
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