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psychotic龍一
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マジで龍一が何言ってるか理解出来ない。
だがフリーズしている俺とは対照的に綺麗な笑顔で龍一は俺の顔を覗きこんだ。
「あの女にさぁ、冗談で付き合う?って言ったら超喜んじゃって本当滑稽だったよ!」
ッ!!
俺は頭に血が上って気付けば龍一を力一杯殴ってた。
全身の血液が沸騰してるんじゃないかって位、キレた。
こんなにブチ切れたのは初めてかもしれない。
龍一は口元の血を拭いながら「酷いな、痛いよ雅人」と笑顔。
そのふざけた態度もそうだが、俺の大切な人にちょっかいを出した親友としての裏切り行為と真里子ちゃんの気持ちを弄んだ龍一が憎たらしくて、俺は拳に力を込めて殴る………が、龍一の大きな掌に受け止められ、そのまま強く引かれベッドに倒れ込んでしまった。
龍一が俺に跨ると両腕を頭上で押さえ付けられた。
「ッ!!ンの野郎!離せッ!!ブッ殺してやる!」
もがくがビクともしない・・・
怒りやら不甲斐無いのやら傷心やら、色んな感情が渦巻き涙が溢れた。
「泣かないでよ。雅人が悪いんだよ?俺以外に特別な人間を作った雅人が駄目なんだよ?」
「何を言ってるッ!?執着も大概にしろ!離せ!どけッ!!」
俺は叫ぶが龍一はまるで聞こえて無いように、悠長に言葉を連ねる
「俺もアノ女を抱いた事に対して後悔しているんだよ…」
「今さらうるせぇ!離せッ!!」
「雅人が入れた穴だと思ったから俺は勃起したし、突っ込んでやったのにアノ女‥処女だったんだ…本当後悔、詐欺だよ」
龍一の低い声
寒気がした…俺を見下ろす龍一に、龍一の目に、纏うオーラに、口から出る言葉に。
そもそも、こいつは・・・何を言ってるんだ?
「雅人と別れたから付合おう!と言われた時とか本当気持ち悪くて、冗談だと笑ってやったらアノ女ウザイ事に超泣きまくってさ…」
「…テメェ!」
「諦める条件として最後の思い出として、”抱いて”と言われたから・・・。でも、雅人が入った穴じゃないモノに突っ込んでしまった怒りでさぁ、俺もキレたんだよ」
「・・・は?」
こいつマジでイカれてるのか?
「両手両足縛って両穴にバイブ突っ込んで裸体に油性マーカーで゛私は売女ですチンコ大好き゛って落書きして、そのままホテルに放置してきちゃった!ちょっとでも俺から雅人を奪おうとした罰にしては軽過ぎたかな?」
「…」
言葉が出てこない…ただコイツは狂ってやがる。
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