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さあ、お別れをしよう。(航太視点)*2
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「いらっしゃい。今日はお二人ともゆっくりしていってね。」
「ありがとうございます、おばさん。」
お盆休み。
去年までは仕事が忙しく1日ほどしかとれていなかったのだが今年は珍しく長期の休暇がとれたため、俺はまた夏希の家を訪ねていた。
「は、はじめまして。マミといいます。」
今回はマミも連れて、だ。
「可愛らしい奥さんじゃない、さすが航太くんね。夏希もはやく結婚してくれないかしら………」
「母さん!余計なこと言わなくていいから!」
階段の方から声が懐かしい聞こえ、顔を向けると夏希が二階から下りてきていた。
「久しぶり、夏希。」
「おう。お前痩せたんじゃねーの?仕事忙しそうだもんな。」
そう言った夏希は、少し大人っぽくなったものの昔と変わらない笑顔で俺に笑いかける。
その笑顔に、何も変わっていないようで嬉しいと思う半面、
(………ああ、まだお前は………。)
と思う自分がいた。
「……あ、あの……。」
くいくいと控えめに服を摘ままれ、何事かと横を見る。
俺の服を摘まんでいたのは勿論マミで。
どうやら夏希と俺が話し込んでいるため、どうしたらいいか分からないといった様子だった。
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