アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
80
-
凪は微睡みながら隣に恭司がいる幸せを噛みしめている。
あの後恭司に何度となくイかされ、今は精根尽き果てるとは正にこの状態といった感じだ。
「眠くなっちゃった?」
髪を梳かれながら恭司にそう聞かれ少し考える。
エッチの最中、意識が飛びそうになるたび引き戻されていたから、正直、眠いのかどうかさえ分からない。ダルいは間違いないんだけど。眠いは、
「どうなんだろ、なんかふわふわしてて分かりません。」
「そっか。じゃあ、寝ちゃう前にシャワー浴びようか。」
恭司に言われ自分の状態を確認する。まだ後孔の中に恭司の精液が入ったままだし、身体の表面もローションや精液でカッピカピになってる。そして気が付く。
「あっ!?シーツ!!...こんなにしちゃってどうしよう、」
ここが隆雄の家だと今更思い出し、物凄く慌てた。今の今までそんな事も考えないとか、どんだけだよ!と自分に突っ込みを入れてやりたいくらいだ。
「大丈夫だよ。新しいものを後で渡すから。さあ、行こう。歩ける?」
まぁ、バンビだけど歩けなくもない。垂れちゃうからティッシュ挟んどこ。
恭司の問いに、凪は「なんとか」と答え、手を引かれてシャワーへ向かおうとドアを開けたら、三つ指付いて頭を垂れる隆雄がいた。
「 ─ !? 」
「 ......何をやっている。」
凪は盛大に驚き、サッと恭司の後ろに隠れたが、恭司は溜め息混じりに冷めた口調でそう聞く。
「結構なお手前で。ご馳走さまでした。」
目を見つめ、にっこりと笑って隆雄にそう言われた凪はドン引きだ。
本当に聞いてたの!?くっそ変態!!
「......オソマツサマデシタ。ゴテイネイニドウモ。」
もう開き直った。と言うか開き直るしかなかった。もう無理だし。精根尽き果ててるし。
「新しいお湯張ってあるよ。お背中流しましょうか?」
「......結構です。」
「着替え置いといたから。」
「......それも結構です。」
どうせあのハレンチな透け透けのやつだろとやさぐれた気持ちで答えたら、「凪ちゃん冷たいー」 と隆雄がボヤくから無視してやった。
もうシャワー行こと思ったら、隆雄の側にあるごみ箱に眼が止まって、ん??って思って顔を顰める。 中には使用済みの丸まったティッシュがてんこ盛りだ。ビックリして隆雄を見ると、
「ん? あー、これ?だからちゃんとご馳走様ってお礼いったじゃん。」
悪びれもせず、誤魔化す事もせず、然も当たり前の様に言う隆雄にドン引きだ。
「 ..........本当、変態。」
白い目を向け、シャワーへ颯爽と歩いて行きたかったが、脚はガックガクで颯爽とは程遠い。やはり凪の脚はバンビだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
80 / 160