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43.誰がための試練!①(お笑い)
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ー俺は1人、悩んでいた。
「う〜ん…」
というのも、もうすぐ恋人である枷の、誕生日が来るらしい。
ーらしい、というのは、周りの女子社員がコソコソ騒いで言っているのを聞いて知ったからである。
俺は、友達と何処かへ昼から出掛けている枷のいないその日、1人ソファに座っては立ったりして、う〜んと唸りながらそこら辺を歩きまわっていた。
あぁ、友達と出掛けていると言っても、以前のような変な関係があったとかの人ではなく、正常なノーマル友達らしい。
まあ…だから安心だけど…
…でも、もしかしたら…嘘…
と何だか急に思ってきてしまったような…
ポチポチポチ、
プルルル…プルッ
「ーはいもしもし先輩?どうしたんですか何かありました?泥棒ですかネズミですか?それとも何かお腹が空いてたまらないんですか、大丈夫ですか?冷蔵庫にプリンが確かまだあったはずですから、あぁ二段目の奥のですね、分かりますか?」
「……俺は子どもかよって」
「あれ、違うんですか?じゃあ何ですか?」
「…、…いや…何してるのかな…って」
「今ですか?…今はー、何か久々に会って話してますかね」
「……ど、どんな話?」
「え?」
「、あ、い、いいいやっ!、ど、どーゆー会話してんのかな〜みたいな、な、なんと無く…っ?、聞いてみよっかな〜みたいなっ!、うんっ、全然っ気になってるとかじゃないし、全然、マジ違うしっ、」
「…。…会話って言っても、結構会社何処で働いてるとか、その程度ですよ?」
「…え、……あ、そうなん…だ、」
「あとは昔話少しする程度で、長々といないし、2時間くらいしたら帰りますよ」
「…そ、そうかっ、…ははっなんだ、良かった、」
「何が良かったんですか?」
「、ーえ…、」
「……先輩、もしかして今俺がホモの人とどうかなってるんじゃ…とか、あり得ないこと想像してました……?」
「、」
「……はぁ。……まさか信用されてないとはねぇ……心外です」
「ーあぁいや違う…ッ!そ、そうじゃなくて、そうじゃなくてっ!、だって、…お前いっぱい友達いるしっ、カッコ良いしっ、俺としては…そんなのすごく不安で、…だから仕方なくてっ!」
「…あぁちょっと待って下さい、あなたまたそうやって無意識に俺のこと無駄に喜ばせようとする気でしょ、やめてくださいそんなの聞いた後に友達と呑気に話してられませんから」
「…な、…無駄にってなんだよ!?無意識にって、なに…っ!、」
「とにかく、本当に何もないですから。先輩が納得できないなら録音機か何かで今日の会話でも録音しときますが、どうします?」
「……いや、それはいいや…うん…」
「じゃあちゃんと信じてくれました?」
「お、おう」
「変な関係持ってる人なんていないし、あったって程度が、夏川先輩だけって前も言ったでしょ?俺あなたのこと騙したりするけど、それは本当ですからね」
「、…う、うん」
「…あなたが嫌なら、本当にあの人とは俺は縁切り」
「ーい、いいよそれは…!!それはいいって!!悪いよ、いくらなんでも!」
「先輩…」
「と、とにかく…っ、その、夏川さんとは友達続けろ!!でもっ、変なことになりそうだったら、それはまた考えるからな俺…ッ!」
「……あり得ないことを」
「じゃ、じゃあそれだけっ!、また後でっっ、」
「あ、先輩待って、」
「…、え、なにっ?」
「…………好きですよ」
………ツー、ツー……
……、〜…っ…ちっくしょ〜〜〜……あのキザ野郎………ッッ!!
この野郎…ッこの野郎〜…ッ
そうやって一々俺のこと恥ずかしくさせやがって何なんだよこの野郎…!
〜もう嫌…っ!なんだよ…!若いとあんなことすぐできんのかよ言えんのかよ…ッッ!
俺なんてそんな甘い言葉電話の終わりに吐いたことないぞ…っ!つーかそもそも俺、基本電話かかんねぇから普通がどうなのかわかんねぇよ…!
畜生……ッッ!、…後輩のくせにぃ〜〜……ッッ!
「なんだよ…っ枷のくせに…っ、枷のくせに…っっ」
言って、ソファに座って、何かせずにはいられなかった俺は、居心地悪いそれを、柔らかいそのクッションを抱き締めて、赤いその頬とかも全て、全部紛らわすようにして、ゴロゴロと体を暫し動かしていた。
がしかし、それから約数分してその熱も冷めてきた頃、俺は不意にハッとしてその動きを止めた。
いやこんなことしてる場合じゃなかった、そうだった…誕生日…枷の誕生日どうするか考えないと…
俺はそう思い出して、クッションを手から離して横へと置いた。
それから携帯を取り出して誕生日プレゼント的なものを検索してみようと試みる。
ーが、けれども検索の欄に何と入れれば良いのかが分からずに、すぐ動きが止まってしまう。
……なんだろう。…何て検索すれば良いんだ?フツーに
誕生日プレゼント…?
それとも、詳しく
ホモの彼氏 誕生日…か?…いや、そんなもの検索したところで出てくるのか…?…出ないよな……
ポチポチポチ、
「………」
……何かちょっと出た。
あっ、知◯袋がある、これ良いよな。質問したら返ってくるし、たまにイカれてる人いるけど。
え〜と…とりあえず何か人の見てみよ。解決済み解決済み…
[ 私は男なんですが、今男の人と付き合っています。相手の方が攻めで、私が受けです。もうすぐその攻めの彼の誕生日なんですが、男の人の誕生日プレゼントって何を渡せばいいんでしょうか?初めてで分かりません…。誰か教えて下さい。]
わぁ〜っっ、何だコレ何だコレ、俺とおんなじ……!!全く同じことで悩んでる人いんじゃ〜んっっ!
2006年って…まあ、大分前の質問っぽいけど…ま、いっか、そこはいいか。
えーと……それでベストアンサーは……
[ そんなの、プレゼントなんてあなた自身に決まっているじゃないですか。彼氏さんは日頃あなたにどのようなセックスを求めていますか?激しいのがしたいと思っているなら、あなたはそれに答えれば良いと思います。ローターとかバイブとか、攻めの方なら色々試してみたいのでは?まだやってないのなら是非それをプレゼントとすることをお勧め致します。]
…………お勧めすんなぁあああ!!!
何だよコレ何だよコレ…っ?、意味わかんねぇこの解答何だよっっ!?、何でこれがベストアンサーなんだよっっ!?、ありがとうございますじゃねぇよこのヤロ…!…ん?…なに、…彼もとても喜んでくれました……。……喜んでくれました……か。……へぇ、喜んだのか、…へぇ、喜んだのか………
………。
ーって、いいいいいいいや……っ!!
ろ、ローターって…!ちょっと待てよオイ!落ち着け俺、落ち着け俺ッ!他に何か解答済みのやつがあるって…!他にもあるって!絶対あるって…!!
質問
[ どうもはじめまして、男の先輩と付き合う者です。僕はネコです。彼氏が誕生日なんですが、何がいいとかってありますかね?]
ベストアンサー
[ あぁ、それはもう夜の営みだよね。無理矢理押し倒してみて!君がいつもそう積極的にするコじゃなかったら、君の珍しく強引な誘いに彼氏もいつもよりビンビンになっちゃうんじゃないかな?笑]
……………笑ってんじゃねぇ舐めてんだろこいつ……質問とか解答内容どうこうよりそこがうぜぇわ却下っっ!!
ー他だ…っっ!!
質問
[ 彼氏が誕生日を迎えます。俺は男なんですが、それで俺は受け側なんですが、何をあげればいいのか…と思っているのですが、財布とか、高級なの買えば良いんですか?]
ベストアンサー
[ 彼が欲しいものは、そんな物じゃなくて君自身♡今日だけは何でも好きにしていいよって言ってみて♡そしたら、彼は君のことを×××……]
…………おいちょっと待てふざけんなよこいつこの馬鹿っぽいの…何このハート、つか何このエロばっか……こいつ多分女だな、多分じゃなくて絶対女だな、ホモの激しい絡み見たいだけの欲望の塊をここに書いてるだけの解答ではなく手助けではなく何と無く興味あって吐き出しちゃってる欲だよな、絶対そうだよな、つかそれ以外の何ものでもねぇよな…ッ!?
つーーっかこいつは何でこんなやつベストアンサーにしてんだよ!!てめぇは財布あげたかったんじゃねぇのかよ!!単純か!単純かこの野郎…!…あ。……あぁ、こいつしか解答がいなかったのか……まあ、それは仕方ないのか…、いや、だったらもっと長期間待ってだな……あぁ、そんなことしてたら誕生日過ぎるのか?…いや、そうだとしてもだな……
………………。
…つか、今思ったけど絶対解答セックス一点じゃねぇか…………
………俺はそんなんじゃなくて、……もっとこう、…物とかで……だな……
財布でも良いし、そういう、変な方向のあれではなくて、
……。…いや、でも……ちょっと待てよ……?……確かに枷は、よく妄想話を俺にしてくるじゃねぇか…
…あぁ、そうだ、そうだったな……いやでも、あいつ確か……き、きき、緊縛……とか、言ってなかった…?…あぁそれから、おもちゃ使いたいとか……あの、あれの、形の………
それから……ローター……人参……あぁ、何か猫耳とかも……言ってたな。…それから何か鞭を持ってるとか持ってないとか…あぁ、あとろうそくがどうのって……あぁ、あとそれから……
「………………。」
…枷、ハード過ぎんだろお前……。
てかお前はどんだけ俺に色々させたいんだよ…やめろよ…変態……最低だろ……このヤロ……このヤロ……
あいつはSなんだな……優しいとか思ったりするけど…だけど俺を虐めたいんだな…意味わかんねぇ…時折すげぇ優しいあれは一体何なんだ本当に…マジ理解不能……つーか鞭とか、それただのいじめだろ…関係壊れるぞ…あり得ねえだろ……
いや、……でもたまには何かした方が良いのかな……、…俺から何かこう、そういうの…したことないし……、ろ、ローターくらいなら、いけそうな気が…っ、だって、痛くないんだよな、アレ?挿れるだけだろ?…あ、いや…女は痛くなくて、男は痛いのかな?……こ、怖いなやっぱり……。で、でも…他にソフトなアレないし……、いや、てゆうかまじそういうエロい系でプレゼントすんの俺…!?誕生日プレゼントに俺どうぞって…!?俺から…?!はあ!!?
あり得ねえだろマジ……!!そんなことできたらとっくに何でも受け入れてんだよ馬鹿ッ!!
大体俺33の男だぞ…ッ!何で俺が26の若者に、…襲って…?的なことすんだよきっっっっも!!!まじきもっっっっっ!!きもすぎ!!
やーーーーーーっっ!!気持ち悪い何か胸の辺りが気持ち悪い!!どーすればいんだよぜんっぜん知◯袋役にたたねぇじゃねぇかよ…!!
…ハッ、あの人に聞いたら痛いとか痛くないとかわかんのか?…夏川さんに聞けば、分かりそう…か?だって、…確かネコ…。…で、でも何か話ずらいな…、…色々言われた後だし、…てゆーか、連絡先知らねぇし、…あ、枷に聞けばいいのか?…あぁいやでも、何で?って言われたら俺それに動揺せずに交わせるのか…?絶対無理だよな…?…でも聞けば…聞けば色々分かる気がする……ネコ同士だし、すごく頼りになりそうな気が……
ーって、おいぃいいい!!!
何だよ俺何だよ俺何言ってんの…!?ネコ同士だし…?…ーアホか!!何ホモ用語普通に自然と使ってんだよまじきもっっっっ!ヤバイっっ!俺どんどん変な方向に向かってないかっ!?向かってないか!?だって恋人がホモで、しかも何かSなんだもんっ色々したい人なんだもんっ!そんなの仕方ないじゃんかっ!俺は悪くないぞ…っ!俺は何も間違ってないぞ…!そうだよな、そうなんだよな……!?
……とりあえず、どうしようかな……
………夏川さんに……ひとまず…聞く……か……やっぱり…。
うん……。それがいいと思うんだよね……色々知ってそうじゃん…何か。…てか、あの人は枷と付き合ってたときにそういうプレイとかして………
「…………………。」
………そうだよ、プレイとかしてたのかな………
……え、…やだな……え、……何かイライラするし………もーーーー!!!大体枷が夏川さんとセックス何かしてる時点でありえねえんだよ……ッ!もうやだ…っ!!むかつく!!俺以外の人のこと抱いてたなんてむかつく…!すっっげぇやだ……!!!確かに俺もゆずきとそういうのあったけどさっ、あったけどさあ…っっ!?でもさでもさ、何かやっぱ…でもさあーーーー!!!あいつは俺のことすごい好きって言うから、だから絶対俺のことだけ抱いてきたみたいなそういう考え勝手に作ってたっていうか…!!
あーーーーーもうムシャクシャするイライラするあの人やっぱむかつくよ……!
俺のこと色々言ってさーっ!結局あの人だって枷のこと好きなくせにーー!なんっっだよあの人ーーーっ!アイスの話で盛り上がって馬鹿じゃねえの俺…ッ!!枷の過去のセックスフレンドなんかと俺は何してんだよ馬鹿ッ…!!
そうだよ最初から聞いた時から嫌だったんだよ…!仲良いし、家来たりしてさ、本当はやだったよ俺だって…!だけど何か可哀想だったじゃん…!振られたとか言って、なんか可哀想だったじゃん…っっ!だから俺は、だから気遣って今日くらいとか言ってしまって、だからあんなことになって、だから俺はこんな今変な気持ちになって、…あーもう!!なんっっだよやっぱむかつくって!やっぱむかつくって!
でも聞かないと駄目な気がするんだよ、どういうプレゼントがいいと思うって聞いた方がいいと思うんだよ!ネコの先輩としてさ…!
…いや、だって頼れる人他にいないんだしさ、もう良いと思うんだよねこの考えで…!…でも会ったらむかつくな〜…絶対むかつくなぁ……いや、でも聞かないとさ!……でも、枷の関係あった人だしな……やだな……会いたくないな……ーや、でも、会わないとさ!…………いや、でも……
………
ー
ガチャ
「先輩、ただいま帰りましたよ。生きてますか〜?」
「ー生きてるわ馬鹿…っ!!」
「何してたんですか?」
「…えっ、べっつに〜?ソファで…ゴロゴロ?」
「…よく2時間もソファでゴロゴロしてましたねあなたは。流石です」
「どーゆー意味だよ馬鹿ッ…!」
「あ、手洗ってなかったな、ちょっと洗いに行ってきます」
「ーあっっ!枷さ…!」
「はい?」
「……あー、その……夏川さんの……連絡先……教えてくれないかなぁ…とか」
「ーは?何で?」
「、え、えぇええ!?そ、そりゃえぇっと、話してみたいっていうか〜そんな感じ〜?」
「…。…何の話するんです」
「……、えっ!?…ぃ、いや……何だろ……だって、何と無く話してみたいな〜ってだけで……特に何の話っていうのは……」
「ふーん…」
「あ、あれだよっ、ほ、ほら、アイスの話とかだよっ!馬鹿ッ、」
「別に良いですよ」
「ーえっ!?」
「はい、先輩の携帯に送ります」
「え、…あっ、はっ、…あ!わぁ、友達が1人増えた〜っ」
「…あなた何歳ですか本当に」
「うるせぇ黙れ後輩…!!…わぁ、何か久々だなこの感じ…」
「連絡するんですか?」
「あ、おぉ、そうだな」
「じゃ、どうぞ」
「あぁ、早速」
プルルル、プルルル…
「ーはい、もしもし?」
「、…あっ、…え、えっと、さ、佐山…なんですけどっ、」
「…え?佐山さん?え?何で?枷に聞いた?」
「、あ、あぁ、はい」
「へ〜ぇ。ま、別にいいけど、何の用ですか?」
「あ、ああのええっと、それが実は、…聞きたいことがありまして、」
「え?」
「ーん?聞きたいこと…?何ですかそれ?、先輩」
………。
コソッ
「…えーえぇっと、今はちょっと……言えないんですが……」
「え、何で急に小声ですか?何ですか?どういうこと?言いにくいこと?」
「…そ、そうなんです……ちょっと、……だから…なんと言うか……どう言えばいいのか……」
「…あ〜。あ〜あ〜あー!分かった、なるほど!な〜る、分かりました、多分俺佐山さんの言いたいこと分かりました、任せて下さい」
「え…マジですか?」
「ええ、前の枷と佐山さんの展開見て、もうすぐこういう時がくるんだろうな〜と、思ってました、俺」
「……え」
「いや〜、楽しい展開になりましたね〜っっ、いやぁ、良かった良かった、佐山さんも上手くこっちにネコ側に好意を持ってくれて!」
「……はい?」
「任せて下さいよ…!そっち系の言いにくいことなら、俺網羅してますから!枷の気を引くための、アレですよね!!わ〜楽しそっ!」
「………え、いや……気を……引く……というか、……喜ばせ、たい……というか、」
「だから任せて下さいって!!喜ばせるための物ならたくさんありますから!今度会います?前の喫茶店でも」
「……え、……は、はぁ」
「じゃあ来週の日曜日に。2時くらいに来て下さい」
「、わ、分かりましたっ」
「は〜い、じゃあまた来週」
「、は、はい、よろしくお願いいたしますっ、」
ピッ…
「……先輩、最後何でそんな丁寧なんですか?…お辞儀までして。」
「、な、慣れてなくて…」
「ふーん…。ま、どうでも良いですけど、何の話しをして」
「ーーな、何でもないよ!」
「……。」
「…何でもないから、お前は手を洗った方がいいと思う、うん、俺はそう思うぞっ!」
「……先輩」
「えーとっ、俺はトイレにそろそろ行ってこ」
「なーんかあやしーですよねぇ」
「、、…え、えーっと、と、トイレ〜トイレ〜」
「…せん」
「わーー!トイレーー!!俺は今すぐ何が何でもトイレに向かうーー!!」
「ーあっ!ちょ…、今逃げましたね!?今明らかに逃げましたよね先輩!」
「ぎゃーーっっ!!追いかけてくんなァーーー!!馬鹿ァーー!!絶対くんなァーーー!」
「はあ…っ?!あなたが逃げるからでしょう!?」
「イヤーーーー!!追ってくるなァーーー!!!ッヤーーー!!」
「……ほーう……なるほど。追いかけっこですか…良いですよ、別に先輩がしたいのなら俺が鬼になってあげます、良いです。やりましょう…?」
「馬鹿ァーーー!!何戦闘モード入ってんだお前は馬鹿ァーーー!!ちがーーーーうっっ!そんな遊びをしたいんじゃない俺はーーー!!くんなァーーー!」
「捕まった人は犯される設定で」
「コラァアーーーー!!勝手に追加設定してんじゃねぇ馬鹿ァーーー!!つぅーか捕まった人って逃げてる人俺しかいねぇーじゃんかよ馬鹿ァーーーー!!!サイテーーー!!鬼ィーーー!!」
「はいはい鬼ですよ、俺が鬼の番ですよ〜先輩速く走らないと1分も経たない内にもう捕まっちゃいますよ〜」
「この野郎ーーー!!!何でそんなに速いんだよ!!まじしねよお前ーーー!!ギャーーー!!涼しそうな顔して追いかけてくんな馬鹿ァーーーー!!ウザいーーウザいしねーーー!!」
「てゆうか先輩トイレは良いんですか?」
「っう…、」
「あ〜あ。嘘だったんですね〜俺に嘘ついたんですねぇ〜〜?これは何が何でも捕まえないとな〜…?」
「…っ、……嫌ァーーー!!殺されるーーー!!イヤァーーーーー!!!」
全ては枷の誕生日プレゼントのため……っ、
息絶え絶えの佐山と、ルンルンとして楽しそうに走る枷の2人は、その追いかけっこをその後、捕まってもまだ、約40分程続けていました。
ー
「はい、捕まえた〜」
「やめろよ離せよ鬼ィーーーー!!」
「楽しいですね、逃げる先輩を追いかければ何回でもヤり放題ってことですか、良いですねぇ〜」
「〜こっの野郎……っっ!最低っっ!!…んっやぁ…っ、や、やめ…」
「じゃあ何隠してるか教える…?」
「…、…む、無理なんだって、それはあ…っ!」
「じゃあ俺も無理ですね。続けます」
「ー、んっや…、さ、触んな馬鹿ァ……ッ!、」
「また逃げますか〜?でもどーせ捕まりますよ〜?」
佐山はその日、走って疲れ果てた体を後輩によってベッドへと運ばれ、何もむやみに話すこともできずにされるがままに、しくしくと涙を流すのでした…。
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