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最初で最後
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順番にシャワーを浴びて。アキラに手を引かれ、アキラの部屋に連れていかれそうになったが、それだけは嫌だと、自分の部屋にしてもらう。
せっかくアキラと抱き合うのに、他の人間の影がちらつくところは、絶対に嫌だった。
わがままついでに、いつもは必ず着けてくれているコンドームを着けないでくれとお願いした。薄いゴム一枚でも、俺とアキラを遮るものはいらない、そう思ったから。
先に部屋に入り一人で待っていると、ローションのようなものを持ってアキラが現れた。
初めてでもないのに、鼓動が跳ね上がり、どうしたらいいのかわからなくなる。
最後、なのだ。これが最後なのだから、後悔したくない。
アキラが、アキラの全てが欲しい。今だけでいいから。
初めて自分から服を脱いだ。
みっともなく痩せた体。この体でもアキラは欲情してくれるだろうか。
不安から、まだ服を崩してもいないアキラの前に跪き、コットンパンツの前を寛げて、アキラのモノを迷わず口に含む。
あまり、口で愛撫をしたことがないため、不安でたまらなかったが、拙い俺の口技でも、徐々にアキラのモノは熱く芯を持ってくる。
それだけで、涙が出そうなほど嬉しかった。
「・・・んッ・・・もう、いい」
アキラに腰を引かれ、口から抜け出していくアキラの分身に、埋めることのできない寂しさを感じる。
それでも、ゆっくりとベッドへと押し倒されれば、期待に胸が膨らみ、次の快感を拾おうと必死な自分に笑えてくる。
「・・・あんっ、あっ、はぁっんッ」
アキラの指が、唇が、肌に触れるだけで驚くほどの快感が生まれた。
アキラが服を脱いでいないのが寂しくて、ビクビクと快楽で震える手で、必死にアキラの服を脱がしていく。
その手を絡め取られ、深く口付けをされると、何も考えられなくなってしまう。
「あふっ、はぁッ・・・んっ、あぁ」
ぐちゅぐちゅと、お互いの唾液が混ざり合う音すら気持ちいい。
アキラが俺の後孔に、ローションで濡れた指を這わせてきた頃には、俺はもうぐずぐずに蕩けきっていた。
「ひゃん、あぁッ、イイッ、あんっ、もっと、おく、してぇッ」
自分から腰を振り、快感を追っていく。浅ましいとは思ったけれど、そんなこと、どうだっていい。
アキラ、アキラ、アキラ。
アキラの指を感じる。もっと感じたい。もっと、もっと。
指で解されている間にも、俺のモノからは何度も、白濁の欲望が吐き出されていた。我慢なんてできなかった。
アキラも今までなら、道具や指で押さえつけたりして、射精をコントロールすることが多かったが、今日は俺の好きなようにイかせてくれていた。
ぐちゅぐちゅと、俺の後孔から音が聞こえる。
「アキラぁ、おねが、・・・ちょうだ いッ」
太いもので奥を擦ってもらいたくてたまらない。全てを埋めてほしい。
アキラと抱き合いたい。アキラと繋がりたい。
「・・・ひッ、ああーーーッ」
ズンっと音がするくらい一番奥に太く熱いモノをねじ込まれ、嬌声とともに薄い精液を吐き出す。
激しく突き上げてくるアキラの動きに合わせて、俺も腰を揺らめかせる。
少しでも奥に欲しかった。
「・・・あっ、・・・なかに、出してッ、おねがいッ」
最初で最後のお願いだった。
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