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日常
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扉がガラガラと音をたてて開く。
「はーいホームルーム始めるぞ~席つけ~」
そう言ってはいってきたのはこのクラスの担任山田。
サッカー部の顧問をしている。
全体的にぷっくりしているので影でプー●ん山田と呼ばれている。
プー●ん山田の後ろから誰かが入ってきた。
始めて見る顔。
この学校の制服を着ている。背が高く髪の毛が赤茶色だ。
あれ…なんか…かっこよくね!?
俺と同じことを考えていたクラスの奴等がザワザワと騒ぎだす。
雰囲気があるというか…目が座っているが広角が少し上がっている余裕な表情。
「ふぉぉぉいッ!!うるさいぞ黙れ!!」
プー山が怒鳴る。
もうプー●ん山田ってめんどいからプー山でいいや。
「はい、転入生を紹介します。
今日からこのクラスの仲間になる雪村一樹くんだ。よろしく頼むぞー。」
「よろしくお願いします」
尚もザワザワが収まらない2年C組の教室内。
俺もザワザワしたいが、キャラの関係上喋ることさえままならないのがもどかしい。
ザワザワしたいよぉ~!
「なんかあるか雪村」
プー山が聞く、
「えっと…うーん…。」
「ないなら無理して言わなくていいんだぞ。」
「えぇーと。特技は…」
「おぉ。特技か、聞きたいなぁもし、サッカーに興味あったら…」
「ベッドの上で格闘技をすることです。」
意味深ですね…
クラスの全員が同時にそう思ったのであった。
「おぉ…そうか、楽しそうだな…」
困るプー山。
そりゃそうだ。ベッドの上で格闘技ってなんだよ。
「じゃあ雪村の席は…そこだ。」
そう言って指差したのは、俺の席の後ろだった。
俺の席は一番後ろの右端。
朝来たとき後ろに机と椅子があったのでおかしいなと思っていたが、そういうことだったのか。
背後に誰もいないこのはじっこの席、気に入ってたのに少しがっかりだ…
そしてまたチャイムが鳴ると、プー山は教室を出ていった。
席を言われてから雪村くんがこちらに近づいてくる。
歩く度に赤茶色の髪の毛がふわふわと揺れて、みんなそれに釘付けだった
そして、
「よろしく」
そう一言言うと後ろの席に座った。
俺は少しでもキャラを崩してはいけないので、心のなかで挨拶をした。
「…。」
よろちくび!なーんてね。
雪村くんの回りにはすぐに人だかりが出来た。
「僕は細田勉と申します。みんなからは細田と呼ばれていますよろしく。」
「どっからきたのぉ??!?」
「何て呼べばいい?」 「彼女いる?」
「エロ本好き!?」
質問攻めにあっている。
さすが転校生。
ーーーーーーーーーー
数学の授業中、梓からLINEが来た。
『先輩!もう予約入ってることは知ってるんですけど、僕もどうしても今日先輩とエッチしたいです!
時間があれば考えておいてください!』
「はぁ…。」
俺モテモテだわ。
調子のったら足元すくわれる何てよく言うけど、これは調子のっていいだろう。
ケータイをしまい、また授業に戻った。
だが忘れていた。俺の後ろの席には人がいることを…。
ふーん。坂本くんって、そーゆー感じの人なんだ…。なるほどねぇ
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