アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ハンサムボーイズ
-
会場の外についた。
外には人だかりが出来ている。
荷物チェックを受けて会場の中へと入る。
「人いっぱいあるねー。ほとんど女の人じゃん」
「まぁね。なんたってハンサムボーイズはマジでかっこいいからね」
席に座ると、何やらヒソヒソと聞こえてきた。
「あの人たちかっこよくない?」
「ほんとだー!」
「もしかしてハンボ(ハンサムボーイズ)の友達だったりしてー」
「それワンチャンあるよ」
によによ。
ふと雪村くんを見ると、
ヒソヒソ声が聞こえていないのか周りをキョロキョロと見回していた。
俺はというと、少しにやけてしまいそうだったので、一度外に出ることにした。
「雪村くん、ちょっとトイレ行ってくる。」
「りょーかい。」
ーーーーーーーー
外に出ると。
もう客はほとんど会場に入ったのか。
あたりには人があまりいなかった。
俺は飲み物を買おうと自販機を探しに行くことにした。
しかし、いくら歩いても自販機が見つからない。
(なんでないんだ…。)
気がつくと 見知らぬ場所に来てしまっていた。
(やべぇここどこだ…(゚ω゚;))
辺りを見渡すと、暗い路地裏のようなところで、扉があった。
その時、なにかもめているような声が聞こえてきた。
「る、な…ん、よ!」
(…喧嘩でもしてんのか…?)
「もういいよ!」
喧嘩をしているらしき声の持ち主が
バンッと、
扉を乱暴に開き中から出てきたのだ。
とっさに柱の影に隠れる。
じっと扉のほうを見る、すると、なかから出てきたのは…
ハンサムボーイズvocalの、滝廉太だった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
64 / 568