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俺だけの楽しみ 〜天野 圭side〜
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「もうやだ俺…うぅ」
俺のお腹に顔をうずめて叫ぶ裕平。
「なんだよ。今日は一段とうるせぇな。」
「聞いてくれよ…潤平に、潤平に、…彼女ができたかもしれないんだァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!うわぁぁあん!!!」
「うるせぇ、だまれ!」
俺がコツんと頭を叩くとすぐに大人しくなった。
「うぅ。」
「まだ確信じゃないんだろ?
大体お前そんなに弟のことが好きならさっさと告白して無理矢理犯せばいいだろうが。」
「そういうんじゃねぇんだよバカっ!俺はただ潤平が心配なんだ!
事故に遭うんじゃないかとか、病気にかかってしまうんじゃないかとか、犬のうんこ踏んでしまうんじゃないかとか!!」
「…。はいはい。」
すると突然裕平が立ち上がり、
「よし!潤平を追いかけてくる!」
と言い出した。
「ふざけんなよお前。今日は仮にも会議の日だ。お前まで居なくなったらまた3人で会議するハメになる。」
「えー。俺なんかいなくても丸く収まんじゃん。」
裕平がプクっと頬を膨らまして言う。
「いやいや、お前いないと困るんだよ。なんでも梓にやらせてんじゃねぇぞ」
「…ほーい。」
しぶしぶと自分の席に座る裕平。
やっと静かになったと思ったら、しばらくして裕平が口を開いた。
「…なぁ、天野。」
「なんだ」
「言っておくが、俺、潤平に彼女いたら、死ぬからな。」
「…おう。」
真顔で言わないでくれない?
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