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夢のスクールライフ
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授業が終わり、昼休みになった。
いつものように千尋が弁当を持って俺の机にやってきた。
最近は俺と千尋と雪村くんで昼を食べている。
「やっほぉ!メシだメシだ〜!あ、そう言えば、あきらお前大丈夫か?風邪。」
「あぁ。もう治った。問題ない」
「そっか!よかったな」
「あ、千尋。」
「なに??」
「朝の校門の前の人だかり。あれなんだったんだ?」
さっき雪村くんに聞けなかったので、千尋に聞いてみた。
「あー。お前昨日学校休んだから知らないのか!聞いて驚くなよぉ…」
千尋は顔をかがめてニヤニヤしている。
雪村くんはほほづえをついてしれっとどこかを向いている。
「なんとっ…!!!あのっ!、ハンサムボーイズのボーカルの滝廉太が転入してきたんだっ!!!!!!」
「ウェェェヴヴヴヴヴヴぅvuvuええええええええぇぇぇア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙っっ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
あまりの衝撃に奇声をあげてしまった。
ちなみに千尋は、俺がハンサムボーイズの大ファンだということは知らない。
(あっ!やべぇ!!)
周りを見渡すと、
クラスの奴らがこの世のものではないものを見るような目で俺のことを凝視していた。
細田くんなんか驚きすぎて食べていたお弁当を五m程遠くにぶっ飛ばして椅子から滑り落ちてしまっている。
少しの沈黙のあとに千尋がたどたどしく口を開いた。
「あ、あきら…?お、お前どうした??お前あんな大きい出すなんて…び、びっくりしたァ…」
「あ、ぅんぅ!ヴヴんっ!!あーあ。ヴヴんっ!!ぅっ!!ん!、……………ちょっとたんが絡んだだけだ。」
「お、おう…」
無理やりな言い訳。
やらかしてしまった…。
完全にキャラが崩れた。
俺がみんなには見えないひ汗をかいている時にふと雪村くんを見ると、一生懸命顔を肩に埋めている。
微かだが肩が震えている。
(わ、笑ってる…っ!)
とりあえず俺は何事もなかったかのようにお弁当を食べ始めることにした。
ちなみにみんなはまだ固まって俺を凝視している。
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