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11話【凄い…早い!】
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球輝「コウタ兄は今日は泊まるの?」
格汰「あ?俺は帰ってご飯作らねぇとだし」
球輝「あ、それなら大丈夫。俺達が丁度、家出る時…」
回想シーン 〜佐藤家〜
母がメールを見て驚く
母「え!?」
絵翔「どうしたんですか?」
母「今、格汰からメールが来て…友達が出来たって」
母以外「え!?」
球輝「あの兄ちゃんに友達が!」
育美「顔が怖くて友達出来なかったコウタ兄に!」
絵翔「ついに友達が!」
陸志「これは祝いだな!」
母「赤飯炊かないとね!」
育美「やった!」
球輝「赤飯あんま好きじゃないからいいや」
母「言うと思った。いいわよ、三人分しか作らないから!」
絵翔「え?4人分じゃなくてですか?」
母「きっと遅くまで遊ぶんじゃないかしら?どんな友達が出来たかは知らないけど」
〜桜庭家〜
球輝「ってな感じで」
格汰「お前ら…俺を舐めすぎだろ!」
俺は球輝と絵翔を捕まえてチョークスリーパーをかけた
絵翔「く、苦しい…ギ、ギブ…」
俺の腕をタップしながら言う
格汰「絵翔は素直で可愛いなおい」
俺は腕の力を抜いてやった
球輝「すぐ技かけるもんな〜この筋肉馬鹿」
格汰「なんか言ったか?この、もやし」
音葉「仲〜いいんだね〜」
球輝・格汰「どこが!」
絵翔「球輝がもやしなら俺は糸になっちゃうよ…」
格汰「確かに絵翔は細いよな、今度一緒に筋トレするか?」
絵翔「絶対に嫌です、前回の筋肉痛の恐怖が忘れられなくて…」
球輝「俺が誘ってもやらないのにお前が誘ってやるわけないだろ?つかコウタ兄のペースだと絵翔が死ぬ」
音葉「もし死んだら俺の音楽隊のメンバーに入れてあげるよw」
絵翔「笑えないよそれ!」
確かにその冗談は笑えない…
鈴木「メンバーが増えると聞いて〜」
三人「うわっ!」
びっくりしたな〜俺もメンバー入りしそうだった
絵翔「またいきなり出てくる!」
鈴木「ゴメン、ゴメンwwあれ?帰らなくていいの?ご飯作るとか行ってなかった?」
格汰「あ、なんか母が作ったらしくて」
鈴木「あ、そうなんだ」
球輝「あ、そうだよ、泊まるか泊まらないかの話をしてたんだよ!んでどうするの?」
格汰「いやでも、いいのか?」
音葉「俺は大歓迎、寧ろ泊まろうよ!あ、そうだ!格汰の作ったご飯が食べたい!」
いきなりなんだよ、ったくしょうがねぇ〜な…って
格汰「いやいやいや無理無理無理!こんな豪邸で!」
球輝「大丈夫じゃね?コウタ兄のご飯美味いし!」
やめろ!嬉しいけどやめてくれ弟よ!
絵翔「確かにコウタ兄のご飯は美味しい」
ありがとう、でもやめてくれ!荷が重い
音葉「と言うことで、今日は格汰のご飯を食べるため、シェフさんに電話入れたぞ〜」
なにやってるのぉぉぉぉ!???
格汰「馬鹿だろ!え?マジで?」
音葉「マジで!俺、格汰のご飯、今日食べたいもん!…ダメ?」
馬鹿野郎、そんな上目遣いしても俺は…俺は…いつの間にか厨房に立っていた…
音葉「好きなもの使っていいからね〜」
うぉぉぉぉ!なんだこのテンションの上がる厨房は!これは血が騒ぐぜ…
格汰「遠慮なく好きなもん使わせてもらうぜ、待ってろ。美味いもん食わせてやる」
俺は気合いを入れて料理を始めた
音葉「目が変わった…」
絵翔「凄い…早い!」
最初は母の手伝いから始まった。母を手伝っているうちに料理することが好きになり、いつの間にか料理当番になっていた。どうせなら美味い物を作りたい。俺はそう思って色んな料理本を買った。そこには庶民的な料理から少し凝った料理まであった。でもうちは貧乏だから作れない料理もあった
でも、今日は作れる!
俺は好きなように料理を続けた
1時間後…
格汰「ごめんなさい!!!」
俺は全力で頭を下げた
音葉「いやいや、気にしないで!」
まさかこんな事になるとは思っていなかった
球輝「これは凄いなwww」
好き放題し過ぎた…まさかこんなグチャグチャになるとは…
絵翔「世界一周だねwww」
作ってみたい料理を作っていたら、色んな国の料理に手を出してしまってた…
田村「でも凄いですね、ここまで作れるなんて、しかも短時間で」
格汰「家でよく作ってるので…この料理達は初めて作りましたけど」
習平「初めてなのに作れる物なんですね」
しゅうへいさん、音葉のお父さんらしい
優希「早く食べましょう!楽しみだわ〜」
ゆうきさん、音葉のお母さんらしい
全員「いただきます!」
花子「あら、とても美味しいわ、凄いわね〜」
格汰「ありがとうございます」
はなこさん、音葉のお婆ちゃんらしい
彫次「バイキングみたいで楽しいの〜」
ちょうじさん、音葉のお祖父ちゃんらしい
文弥「たまにはこういうのもいいですね」
ふみやさん、音葉のお兄さんらしい
格汰「そう言って貰えると俺も救われます」
描助「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ〜」
格汰「いやいや、そんな大袈裟なww」
かくすけさん、音葉の曾祖父ちゃん…って家族勢揃いかよ…褒められてはいるけど怖いって…
描助「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ〜」
格汰「料理人の道なんて考えてなかった」
描助「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ〜」
格汰「本当ですか?嬉しいです」
なんか大絶賛だな、これは嬉しいかも
格汰と描助以外(え?言葉わかるの?)
絵翔(佐藤家…凄いな…)
球輝「でも…作り過ぎじゃね?ww」
そこです!本当に、本当にすいませんでした!!!
絵翔「大丈夫、オトハ兄、大食いだから」
音葉「そんな、俺大食いじゃないよ〜」
30分後
全部食いやがった…
全員「ごちそうさまでした」
優希「あ〜美味しかった」
習平「また食べたいと思える味でした」
花子「いつでも作りにいらっしゃい」
彫次「いや〜ずっと思ってたけど、腕の筋肉凄いの〜」
描助「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ〜」
次々と自分の部屋に帰っていく
1人違う事言ってたけど皆俺の料理、喜んでくれたみたいだ…良かった〜
格汰「いや〜お世辞だっていうのは分かるけどよ〜こんなに褒められるとやっぱり気持ちいいなwww」
絵翔「お世辞じゃないですよ!本当に美味しかったです!」
格汰「本当か?ww」
文弥「うちの家の者は恥ずかしながら好き嫌いが多いのですよ。その中で家族全員からの高評価を得られたのです。自信もっていいと思いますよ?」
お世辞じゃ…ないのか?なんかガチっぽいぞ?家族以外の人に食べさせると皆決まって美味しかったと言うからお世辞なんだなと思っていた。でも本当に美味しいと思って貰えてたのかもしれない。そう考えたら自信が湧いて来た
音葉「だからまた作ってね!」
そう言ってハグをして来た音葉を俺はハグを返して
格汰「今日はありがとうな。なんか自信が湧いて来た!もっと料理したいと思った。お前のおかげだ!本当にありがとう」
音葉「どういたしまして」
ハグをしている二人を見て
文弥「仲がいいですね〜」
絵翔「あとはフミ兄だけだねww」
文弥「うるさいですよ」
球輝「え?なんの話?」
文弥「なんでもありません」
絵翔「気にしないでww」
俺らはそんな会話なんて気にしないで抱き合い続けた
END
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