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俺、いますよ?
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結局周さんも一緒に竜の家まで来てしまった。竜のお母さん、周さん見てびっくりして固まってたな……ちょっと面白かった。
竜の部屋に入ってから、周さんは竜の足首をずっと摩ってる。触り方がいやらしいな、なんて思わない。うん、思わない……普通だ。気のせい、エロくない。心配そうな周さんに、そんな周さんをぽやっとした顔で見つめる竜。あれ? 二人の世界……じゃないよな? 俺もいるからね? わかってる?
疑問に思っていた、周さんが竜の怪我をなぜ知っていたのかの理由がわかった。やっぱりサボっていたらしい。でもサボったことを竜に怒られてしょんぼりしていた。周さんも可愛いところがあるんだな、と思ったのと同時にやっぱり竜は先輩後輩とか御構い無しでモノを言うんだな……とちょっとびっくり。あんな見た目怖そうな周さんにおんぶやら説教やら、ちょっと普通じゃ無理だよな。
足を摩られて気持ちよくなってきちゃうなんて言いながら周さんを見つめる竜がとてもエロい……
って何考えてるんだ俺!気付けばこのあいだの打ち上げの時宜しく周さんの股座に収まって座ってるし、俺どうしたらいいんだろう。明らかにお邪魔だよな。時折周さんの鋭い視線が俺を睨む。
「俺、お邪魔です?」
意を決して言ってみれば、食い気味に「ああ邪魔だ」と言われる始末。でもまた竜に怒られてしまった周さん。竜が俺を庇えば庇うほど周さんに睨まれるから、いたたまれなくなって俺は早々に帰ることにした。
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