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告白.番外編④
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康介が後ろから俺を抱きしめる。
「ばかだな修斗さん…… ガッカリなんてするわけがないです。今だって…… 早く修斗さんに触れたくてドキドキしてる」
大丈夫…… 康介がそう耳元で囁いてくれた。
「俺もシャワー浴びてきます。ちゃんと待っててくださいね」
そう言って康介はバスルームへ行ってしまった。
康介なら、大丈夫──
心の中でそう自分に言い聞かせる。
これまでに感じたことのない緊張でちょっと吐きそう…… 大丈夫かな? 俺。
康介が見えなくなって、改めて自分がどこで待っていたら不自然じゃないか考えてしまった。少し迷って、さっき康介が座っていた椅子に俺も腰掛け、ぼんやりとテレビを眺めて待つことにした。
しばらくテレビを見ていたけど、面白くない上に肌寒くなってしまった。
「寒……」
やっぱり寒いから、ノロノロと移動して俺はベッドの中に潜り込む。体を丸めてジッとしていると、自分の体温で布団の中がポカポカしてきて、段々と眠くなってきてしまった。
修斗side終わり _____________________
康介side
修斗さんのビショビショの髪を乾かしてあげた …… ずっと触れたかった柔らかそうな綺麗な髪は想像していた通りの指感触の良い綺麗な髪だった。
いつもカッコよくセットされてる修斗さんの少し長めの髪が、シャンプーの甘い香りをさせて艶々と真っ直ぐに垂れている。普段見ることのない、少し幼い修斗さんの姿に嬉しくなった。
でも、さっきから修斗さん考え事かな? ずっと難しい顔をしている……
俺、さっきキスしながら修斗さんの体を弄ってしまったから、もしかしたらそれが嫌だったのかもしれない……
ドライヤーを止め、俺は鏡越しに修斗さんを見る。
「修斗さん?……笑って」
俺の言葉にハッとした表情を見せた修斗さん。僅かに怯えたような表情が覗いたのに気がついてしまった。
「修斗さんごめんなさい。あんな事して引いちゃいましたよね…… 怖がらせるつもりはなかったんです」
いくら好きだと言ったって、いきなりあんなにガッついてしまったらそりゃビビるよね…… これでも凄く我慢してるんだ。両思いになれたのに、いきなり嫌われるようなことはしたくない。
でも意外な言葉が返ってきて驚いてしまった。
「康介、違う。ごめん……引いてなんかないよ。勢いでして、康介が俺の体見てガッカリするんじゃないかって……怖いんだよ」
え……
修斗さん、怖いって…… さっきから難しい顔をしていたのはもしかして緊張していたの? 俺が修斗さんの体を見てガッカリする? は? キスだけでチンコ勃ってんの見ただろ? なんでこんなに緊張してんの、この人。
凄え可愛い……
バカだな大丈夫だよ、修斗さん。
なんだよ……
さっきから、修斗さんらしくなくてドキドキするじゃん。
修斗さん、こんなにいじらしい人だったんだ。ここまで可愛い人だとは思わなかった。
……堪らない。
俺は修斗さんを待たせシャワーを浴びる。
裸になった俺は、ふと思った。
裸を見てガッカリって…… それ言うなら俺じゃね? 浅黒くて筋肉質で、そんなに毛深くはないと思うけど、それなりに体毛もある。決して滑らかでもない俺の肌。
うわ…… どうしよう。
修斗さんとエッチな事したかったけど、本当に俺でいいのかドキドキしてきた……
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