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たしかに、なんの見返りもなく、罪人を匿え、というのは不自然な話だ。
そして、金品を持っていない雫に出来る事は限られていた。
が、雫は、これは長瀬が自分に下した罰なのだと思った。
「いいんだな?」
雫は静かに頷いた。熊みたいなこの男に、好きなようにされる。
「はい。かまいません。」
唇が震えた。自分はそれだけのことをしたのだ。
「ふん。」
千田は雫の腕を掴むと持っていた荷物をひったくって床に投げ捨て、
その体をベッドに仰向けに倒した。
シャツを脱いで、筋肉質の引き締まった上半身を晒すと、にやりと笑う。
「オリエント工業のなぎさちゃんじゃあ、物足りねえと思ってたんだ。」
灯りをつけたまま服をはがされた。
雫は千田にされるがまま、ただ、そっと目を閉じた。
千田は思っていたよりはずっと紳士的だった。
息は酒臭かったし、手はごつごつと節くれ立っていたが、触れ方は優しかった。
人肌がひさしぶりらしく、ひととおりなで回されて唇をつけられた。
雫は声も立てずにただ、刑に服するような気持ちで堪えた。
膝で雫の太ももを割って、自分の下半身を割り込ませた千田は、
まったく反応を示さない雫に物足りなさを感じたのか、
両腕を頭の上で組ませると手首を押さえつけてぐいとのしかかってきた。
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