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香坂大吾と #4
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シャワー室から出ると、すでに着替え終わった香坂くんが座っていた。
僕が出たのに気が付くと、顔を赤くして項垂れる。
「...どうしたんだい?さっきまであんなにアンアン言ってたじゃないか。」
「いっ言わないで......っ!!」
香坂くんは顔をサッと隠すと溜め息を漏らした。
「俺、本当に幸せだった。......ありがとう。
それでさ...これからも高平くんのこと好きでいてもいい?」
少し驚いた。
佐々木くんとしてからこの時まで、何人かとセックスしてきたけれど、みんな「これで吹っ切れる」と言っていたから。
僕は少しだけ困った。
でも、愛する生徒の頼みなら聞くしかないと思った。
「いいよ。......それに、これから僕のことを守ってくれるんだろう?
隊長さん。」
僕がそう言うと、香坂くんは何故か少し寂しそうに「はい」と答えた。
「僕、来年度の生徒会長に立候補しようかな...」
「本当ですか!?もちろん応援させていただきますっ!」
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