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菅谷 is my angel
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「宗吉くんそんなに落ち込まないでーっっ」
菅谷がオロオロしながら俺を慰めてくれる。
これが落ち込まないでいられるかってんだ。
あのあと会長はど真ん中に当てた。
更にその後、
「へー!これおもしろいね!!もっとやってもいいかな?」
と言い、計8本矢を放ったが、すべて真ん中。
初心者なのに......っ!
そう。俺はこの時忘れていたんだ。
一番最初に紹介した通り、会長は運動神経が優れていて、何をやっても完璧だということを。
俺の活躍は、根こそぎ会長に持っていかれてしまったのだ。
「確かに高平会長は凄かったね...」
「は...だよな......」
菅谷の言葉がグサリと刺さる。
お前にだけは...言ってほしくなかったぞ。
俺が口から魂を出していると、菅谷が深呼吸をして言う。
「でっでもね、宗吉くんも...か、かっこよかったよ?」
「そうか...お世辞でも嬉しいよ......」
俺が遠くを見つめてそう返すと、菅谷は立ち止まる。
「お世辞じゃないよ!俺、宗吉くんがやってる姿はじめて見て、本当にかっこいいなって思った...
俺の...自慢の彼氏だよ......」
菅谷はそう言うと、照れ臭そうに笑った。
Oh!ジーザス!!
菅谷は俺の天使です!!!アーメン!
俺は今すぐ押し倒したい衝動を抑えながら、「ありがとな」とだけ言った。
会長がなんだ!
松崎が「結城ドンマーイ」ってほくそ笑んだのがなんだ!
俺はあんなやつらになんか、負けないんだからなっ!!
「菅谷、ラーメン食いに行こ?腹減った。」
「いいね!」
「俺、奢るよ。」
「本当に?やったあ!!」
かわいい俺の天使、
チャーシュー、付けてやるよ。
※結城宗吉は故障中
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