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シーツに
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「薫っ!!ちょっとこっち来い!!!」
「ん...なんだい宗吉?」
俺はうとうとしていた会長を呼び出す。
そして洗濯カゴの中身を見せた。
「なんだじゃない!どういうことだよこれ!!」
カゴに入ったショッキングピンクの布は、会長のベッドのシーツである。
それには...
「どういうことって...そういうことかな?」
キョトンとして首を傾げる会長。
それには、ベッタリと精液が付着していた。
......呆れた。
俺がいない間この部屋でそんなことをしていたなんて。
「この部屋に男呼ぶのやめろよ!」
「え...っと」
「俺だって使ってんだから!」
「......」
会長は黙りこむ。
まだ寝ぼけているのか?
「薫、何とか言えって!」
「えっ!?あ、うん、そうそう!ここでセックスしてしまったんだ。」
「してしまったんだじゃねーよ!あーもう信じられん...
コレ洗いに行くの恥ずかしい。無理。」
そう言って俺が項垂れると、会長は俺の手からカゴを取り、
「じゃあ僕が行ってくるよ。」
と言ってさわやかに笑った。
何さわやかに笑ってんだよ。
当たり前だろ当たり前。
会長はドアを開けると、つかつかと部屋から出ていった。
......最悪。
イカ臭いと思ったら。
窓を開け、換気をしてから、自分のベッドに飛び乗る。
む......会長の匂いがする。
さっきまでここで寝てたっけ。
俺のベッドにいるなんて珍しいと思ったらそういうことだったか。
不埒な生徒会長だ。まったく。
あっ!会長、ここまで飛ばしてないだろうな!
そう思って自分のベッドをくんくんと嗅ぐ。
「...ん......会長の匂い...」
しか、しない。
良かった。イカ臭くなくて。
俺がうとうとし始めると、ドアが勢いよく開く。
な、なんだよ......
「宗吉...大変なんだ。」
「な、なに......?」
会長が神妙な顔をして俺に言ってきたので、少し驚く。
「僕、洗濯の仕方がわからないんだ......」
What?
...お坊っちゃまは洗濯もしたことがなかった。
そういや今まで俺が洗ってたからな......
「てか早く言えよ!」
「ごめん...」
結局ついて行った。
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