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シーツの理由 #会長side
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宗吉遅いな......
結局僕らは、弓道部の部活動が終わるまで居させてもらった。
終わったあと、落ち込んでいる宗吉の背中を見て、話し掛けようとした。
そうしたら、役員の菅谷くんが宗吉に駆け寄る。
「宗吉くん、たまには帰りにどこかよろー?」
宗吉はしょんぼりしながらも「ああ」と答えている。
......今日は菅谷くんと帰るのか。
僕は寂しいけれど、一人で部屋で待っていることにした。
宗吉が菅谷くんと付き合っているのは、見ててなんとなくわかった。
宗吉は気づいていないみたいだけどね。
菅谷くんと話しているときは顔が赤いし、菅谷くんが生徒会に来たときはあからさまに嬉しそうにするし...
見てて不愉快だなって思う。
そういうときの僕の態度の変化も、藤森くん以外にはわかってないみたいなんだけど。
......菅谷くんは何も知らない。
宗吉のことを。
宗吉がどんなに優しくて、可愛いのか。
僕以上に知ってる人なんかいないだろうね。
それに、菅谷くんはまだ宗吉に触ったことだってないでしょう?
宗吉のあそことか、触った反応とか。(←自分もつい最近のクセに)
あんなに可愛い顔とか声とかも。
あ......。
思い出したら中心が熱くなってきてしまった。
......宗吉もいないし、一人でしよう。
僕は自身のそれを出すと、目を瞑って擦った。
「......んっ...く......っ......っつあ......っ」
学園のスターなんて言われてるのに...一人でオナニーなんて。
誰も知らないよね。
しかも副会長をオカズにヌいてるなんてさ。
『か......おる...っ......らめえ.........っ!』
宗吉の厭らしい姿を想像する。
「く...っんぅ......っ」
宗吉......宗吉.........
『んああっ!かおるぅ......っ!イッちゃう...っイッちゃう......っっ!!』
いいよ......宗吉...一緒にイこうか......
僕は、自身を弄る手を早める。
『んあああああっ!!』
「くぁっ.........っっ......!」
想像上の宗吉と僕は同時に達した。
パタパタ、とシーツに白濁が飛ぶ。
息が荒くなる。
「......っは...っ......宗吉......好き...っだよ.........」
その呟きは、誰もいない部屋の空気に溶けて消えた。
僕はベッドに倒れこむ。
寂しいなあ......
早く帰ってきて。
ショッキングピンクのシーツに、涙も滲んだのは、内緒。
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