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メイドいいな。
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放課後の生徒会が終わった。
今日は大事な集まりだったので、部活は休ませてもらった。
......それに
「宗吉くん、お疲れ。」
菅谷が来てるしね!!
菅谷は俺に笑いかけると、他の役員の奴と先に帰ってしまった。
......はあ。寮まで一緒に帰りたかった...
俺はまだ藤森たちと話している会長を睨んだ。
俺も副会長なので、最後まで残っている会長を待っていないと、と思ったのだが...
ただ喋っているだけじゃないか。
「文化祭といえばおばけ屋敷っすよー!」
「いーやメイド喫茶だね!」
「松崎先輩、ココ男子校っすよ?うーわ、全然萌えねぇー!!」
「馬鹿だな藤森!!会長がメイドコスをしたのを想像してみろ!
萌えるどころの騒ぎじゃないだろ!
あ、裸エプロンもいい......っ!」
「ふふふ。僕はどちらでもいいよ。」
......帰っていいかな、俺。
どうやら文化祭の話をしているようだ。
今日の話し合いも、一ヶ月後の文化祭の費用やら企画やらについてだった。
菅谷も色々案を出してたな......
......菅谷のメイド、絶対かわいい。
そんな姿で「ご主人様♡」なんて言われたらその場で襲うな。
うわ、今のだけでヌけそう。
俺が妄想していると、
「宗吉も話に入らないのかい?」
と会長が声をかけてきた。
「いっいいです!」
俺も少し動揺しながら答える。
クソッ邪魔すんなよ......
会長は「じゃあそろそろ帰ろうか」と二人にも言うと、俺の横に並ぶ。
「待たせてごめんね。寂しかったかい?」
「まさか...」
俺は苦笑いしながら答える。
寂しい?ないわー。
松崎は勝ち誇ったかのような顔で
「会長にかまってもらえなくて嫉妬してんだろー?結城ざまあー!!」
と言ってくる。
嫉妬?ないわー。
つかコイツぶっ殺していい?
すると会長は爽やかに笑って、こう言った。
「大丈夫だよ。宗吉は部屋に戻ったら可愛がってあげるから。」
...............。
松崎が白目をむく。
な、なんか変な誤解を招きそうだけど松崎ざまあ!!
藤森が「はれんち...」と低い声で呟いたが、聞こえなかったことにする。
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