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○月×日『休憩中の』★
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学校から矢野くんの部屋へ直行して、勉強。
まだ将平くんは仕事から帰ってきていないので2人だけで頑張る。
1時間ほど勉強して、少し休憩しようかと2人とも手を止めると、矢野くんが僕を抱き寄せた。
「あっ」
久しぶりの抱擁に驚いて間抜けな声が出てしまって恥ずかしい。
「そろそろ限界。」
「え?」
矢野くんが僕の首筋に吸い付く。
「ん、」
ゆっくり床に寝かされて、服の下の肌を愛撫される。
矢野くんの手が冷たくて、体が震える。
「ゆず、ズボン脱いで」
矢野くんが僕の肌に唇を落としながら喋る。
片手は胸を揉んで、もう片手は髪を撫でていて、手が塞がっているということだろう。
僕が割と素直にズボンと下着を脱ぐと、矢野くんが顔を上げて満足そうに微笑む。
「パンツまで脱いで、ゆずもヤる気満々じゃん」
「ぇ、だって……」
"限界"という程ではないけど、矢野くんが欲しくないわけじゃない。
キスだけじゃ物足りないって思う。
「でも、将平くんが帰って来ちゃうかも…」
「すぐ挿いれるから」
矢野くんがズボンのポケットからなにか取り出すと、封を切って掌に透明な液体を垂らす。
「……何?」
気になって矢野くんの手元を見る。
「ローション。使い捨てのやつ。便利だなと思ってネットで買った」
これ、絶対学校で使おうと思って買ったやつだろうな。
最近は家でできる機会がなかったし。
知らないうちに矢野くんが準備してたのかと思うと少し照れる。
「ぁ、ぁ…」
ローションのぬるっとした感触とともに、矢野くんの指が体の中にはいってくる。
矢野くんは僕の反応を見ながら指を増やして、ソコを解していく。
「は…ぁ、…昂くん、早く…」
段々と我慢出来なくて矢野くんの手に触れると、矢野くんがすぐに指を抜いてくれる。
かわりに指とは比べ物にならない太さのモノが押し当てられる。
ローションのグチュいう音とともに僕の中に矢野くんがはいってくる。
「んんっ、」
矢野くんの肌がピッタリくっついて、全部僕の中に収まったのがわかった。
矢野くんの首に腕を回して、これからの衝撃にそなえると、矢野くんに触れるだけのキスをされる。
「ゆずの中、久しぶりだ」
「……うん、」
矢野くんに見下ろされて、胸が高鳴る。
僕の大好きな青い瞳が熱ぽく潤んでる。
「昂平くん、大好きだよ…」
「俺も大好きだ。ゆず…」
どちらからともなくキスをする。
こうやって、言葉で確かめ合うと、体を繋げていなくてもすごく満たされている気がする。
けど、こうして久々に繋がると言葉以上の満足感も感じる。
「んぅ、」
キスをしながら矢野くんが動きはじめる。
1番奥まで矢野くんが来ると、お腹がビクビクと震えた。
気持ち良くて矢野くんを受け入れるために脚がどんどん開いてく。
「ただいまー。お土産買ってきたよ」
ガチャ、と音を立てて扉が開く音がした。
僕と矢野くんは揃って扉を見る。
そこにはケーキの箱を手にしたスーツ姿の将平くんが立っていた。
「……」
「……」
「……」
3人の間に数秒、沈黙が流れる。
一番最初に口を開いたのは将平くんだった。
「ぁー……、それ挿いってるの?」
将平くんの目が、僕らの重なる下半身を写してるのがわかった。
僕と矢野くんは動揺のあまり声が出ない。
「ごめんごめん、終わったら一緒に食べようね」
そう言って将平くんは笑いながら部屋を出ていった。
「……」
「……ごめん、ゆず」
矢野くんが僕の中から出ていく。
ゴムを捨てて、服装を整えると、部屋から出ていく。
「兄貴っ!!」
どうやら隣の将平くんの部屋に怒鳴り込みに行ったみたいだ。
隣から将平くんの「ごめんごめん!」という謝罪の言葉が聞こえてくる。
どうしよう……
恥ずかしくて死ねるってこういう事だ!
体を起こして服を整える。
でも落ち着かない。
将平くんは矢野くんとの関係を知ってるけど、こんな風に見られてしまうなんて…
僕が膝を抱えて恥ずかしさに悶えてる間も、隣の部屋から矢野くんと将平くんの争う声は止まらなかった。
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