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○月×日『記憶の中の』
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「家政夫さん、今夜は何作ってくれてるの」
キッチンに立つ僕を、篤也さんが背中から抱きしめる。
「えっ、ぇぇと…」
篤也さんはナチュラルなスキンシップが多い。
彼と居ると初体験ばかりで心臓が大変なことになってる。
「オムライスを…」
「まことって卵料理多いよな」
篤也さんは作りたてのデミグラスソースを指ですくってなめると、
一言「うまい」と言ってソファに帰って行った。
「卵…」
僕は手元の作りかけのオムライスを見下ろした。
『美味い。』
そう言って微笑んだのは、誰だっけ…?
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