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有馬を小学校まで迎えに行って帰ってきた。
なんだか有馬はご機嫌だけど、俺はすこし気持ちが沈んでいた…
……だめだ
なんであの時、有馬に好き?って聞かれてすぐに好きって言えなかったんだろう…
しかも言い方を変えて言っちまったし…
……だってまだ…子供だぞ?
だめに…決まってんだろ…
一緒に暮らすようになって約一週間が経つ。有馬のことをもっともっと大好きになっていく。でもその大好きの意味は、有馬を性的にという好きだ。本当に嫌になる。
「おじさんおじさん!今日ね、いっぱいみんなと話してね〜」
「………」
俺に嬉々として今日のことを話してくれる有馬。俺は微笑ましく思いながら、なんともいえない罪悪感でいっぱいになる。
はいはいと頭を撫でてやると、えへへっと照れるように笑うから、今すぐ抱きしめたくなるんだ…ほんと勘弁しろ。
俺が1人悩んでると、有馬がくいくいっとおれの着物の袖を引っ張ってきて、お風呂の時間だと言った。
ちなみに俺と有馬は一緒に暮らすようになってからずっと一緒に入ってる。
「おー、じゃあ行くかあ」
あくびをしながらのろのろ歩いてると、早く早くっと有馬に手を引っ張られて怒られてしまった。すまない…ニヤけるからそんな可愛いことしないでくれ…
風呂場に着いて有馬の服を脱がす。有馬は標準より痩せてて背もすこし低い。そのため脱がせやすくて助かった。何より他の子供より大人しいしな。
有馬が先に浴場に行ってその後に俺も脱いでいく。あ…俺もうすこし鍛えたほうがいいかな。太ってるわけじゃないんだが特別いい身体でも…ない…(自分で言うのもアレだが…)
渋々くだらないことを考えながら有馬の後を追う。
「あー有馬。風呂浸かるまえに洗わないとだめだろう?ほら、こっちこい」
「う…はぁい…」
風呂に浸かろうとしてた有馬をこっちに呼んで無理矢理イスに座らせる。
有馬の髪に触ると俺と違ってサラサラで気持ちよかった。ストレートってほんとに羨ましい。綺麗な黒髪で肌も色白で…まるで人形みたいだ。
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