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教室ではもうみんな席についていて慌てて座った。
今日は運動会に向けての話し合いらしく、みんなわくわくしてた。ぼくはもともと運動は得意じゃないからあんまり気分は上がらなかったけどね…えへへ
クラスでどの種目に出るかを決めるため、いろいろ話し合った結果、ぼくは玉入れとダンスとクラス対抗リレーに出ることになった。これでも他の子よりは少ないんだよ?
各自練習することになってまだ話したことがない子達と運動場に集まってダンスの練習をすることになった。
…うう、ダンスなんて踊れないよぉ
黄色のポンポンを持ったままオロオロしてると、隣にいた優希(ゆうき)くんって子が声をかけてくれた。
「大丈夫?有馬くん」
「…え?ええと…なんでぼくのこと…?」
不思議におもってると、優希くんはキョトンとした後に小さく笑った。
「知ってるよ。この不思議な時期に引っ越してきたかわいい転校生だからね」
「……っ!?」
か、かわいいって言われた…っ!!
恥ずかしさと緊張で固まってると、振り付けの練習が始まって優希くんも行ってしまった。
そんなに難しいわけでもない振り付けだったけど、ぼくはついていくのにやっとだった…
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