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「……え?運動会?」
家に帰ってきたら有馬がすこし躊躇いがちに言ってきた。どうやら来週の日曜日にあるらしい。
「……うん。おじさんにも…できれば来てほしいなぁ…なんて」
「あー…そうだなぁ」
おれその日小説の締切近かったっけ?
おれが行けるかどうか悩んでたら有馬が申し訳なさそうに俯いた。そんな有馬を見てるとこっちも行ってあげたくなるな…
「…あーうん、じゃあ行こうかな」
「え!い、いいの?やったぁ!!」
「美味しい弁当作るからな」
「えへへ、ぼく卵のぐるぐるしたアレが食べたいなぁ」
おれが行けると言った瞬間にパァっと笑顔になって嬉しそうにはにかんだ。
マジで天使だ……可愛すぎる
有馬はどうやら庶民的な料理をあまり食べたことがなかったらしく、卵焼きのこともつい最近食べて気に入ったらしい。
「わかったわかった。じゃあ先に風呂入ってこい、その間に飯作っとくから」
「……やだ、おじさんと一緒がいい」
「………」
おいおい…頼むからそんな可愛いこと言わないでくれ
理性が飛びそうになるのを必死に抑えながら有馬の背中をぽんぽん叩く。
「…わかったからちょっとあっち行ってろ」
「はぁい」
ほんと勘弁してくれ…またヘンなことしちゃいそうでヤバイ
顔が熱くなるのを感じながらご飯を作って有馬と一緒に食べた。
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