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18歳以上ですか?
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………とはいったものの
「……有馬?これも…なんかスゴそうに見えるんだが…」
「ぼくこれ乗って見たかったんだあ。水がね、パァーって降ってくるの!」
「……びしょびしょになるだけだろ」
「楽しみ!!」
「………」
有馬が次に乗りたいと言ってきたのは水の上を滑る乗り物みたいで、ジェットコースターみたいに長くはないが酔うには十分な速さだ。
まだ1日は始まったばかりなのにこんなに疲れてしまうもんなのか……もう歳かな…
まぁ、たまにはわがままを聞いてやるのもいいか。いつも迷惑をかけないようにしてるっぽいしな
すごく楽しそうな有馬を眺めながらそう思って頭をやんわり撫でると不思議そうな顔をされてしまった。
……ダメだダメだ
有馬のサラサラの髪を撫でてるともっと有馬に触れたくなってくる。なんとか理性を抑えていたらゆっくり振動が始まってガタガタと降下しだした。
「うわあ…ああ…あ!きもちわる…っう」
「きゃーーきもちーーー」
思った以上に動きが激しくて思わず吐きそうになったけどさすがにここではアウトだろう……
最後にバシャアと水が上と周りから飛んできて服と髪はもうびしょびしょになった。
「………」
「あはは、おもしろかったぁ♪」
水で濡れた髪をタオルで拭きながら有馬は笑った。
その笑顔だけでさっきまで濡れて不機嫌だった気持ちがどうでもよく思えて自然と頬がゆるんだ。
「……楽しかったな」
「…うん、また一緒に乗ろうね」
「ああ、そうだな。…まぁもう今日は勘弁だが…」
「あははっ、約束だよ?」
有馬がすこし照れながら嬉しそうに笑うから周りの目も気にせず抱きしめてしまった。
まぁ、周りから見るとギリ親子だと思うし?抱きしめるぐらい大丈夫だと…おもう
「…むぐ、おじさ…くるし…よ?」
「あーすまんすまん。……イヤだった?」
おれに抱きしめられた状態で有馬がフルフルと首を横にふって抱きしめ返してきた。
「……イヤじゃないよ。嬉しいよ…」
「ふふっ、ありがと…」
有馬なりの精一杯の言葉を受けとって、そのまま屈んで額にキスをした。
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