アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
44
-
有馬が食べたがっていたクレープを買いに行ってたら、有馬がさっきの奴らに絡まれてて少なからず驚いた…
……有馬でもナンパされるのか
有馬が天使のごとく可愛いのはわかってたけど心の中で子どもをナンパする奴はさすがにいないだろうと思ってたんだろう
……甘かったか…くそ
足早に有馬のところにもどって有馬の肩に手を置いてるやつを睨むとあっけなく諦めてくれた。
「……うぅ…怖かったぁ…」
そう言っておれに抱き上げられた状態の有馬が胸を撫で下ろした。
すこしでも有馬に怖い思いをさせたことがすごく嫌で悔しくて情けなくなってくる…
でもせっかくの遊園地だ
いつまでも引きずってたって仕方ないか
さっきの怖い思いを忘れてしまうぐらい笑顔にしてやりたい
「もう大丈夫だから、ほら、クレープ買ってきたから食べな」
有馬を降ろして目の前にクレープを渡すと、目を輝かせて笑った
「……美味しい」
その笑顔だけでこんなに幸せな気分になれるものなのか……
今までのおれでは考えられなかったな
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
45 / 75