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「…ぶつかってしまってごめんなさい!じゃああの…ぼくもう戻らないと…」
ペコッと頭を下げて走り出そうとしたら、その優希くんのお兄さんに呼び止められた。
「あ、ねえ有馬くん!優希はああ見えて寂しがり屋だからさ、これからも仲良くしてあげてね」
……良い…お兄さん…なのかな
口に出す言葉は優しくて、まとう雰囲気はどこか冷たい。不思議な人だなって思った。
「…っはい!ぼくも…仲良くなれたらって思ってます!!」
そう言い残し、急いでおじさんの元へと走った。
「……ざんねーん、もう少しお話したかったなー。そしたら優希の可愛い姿を見せてあげれたのにねー」
「…ッうぅ…いたっ……にいちゃ、やめ…」
走りさる有馬くんを見守りながら、目の前にいる実の兄から逃げる。
……が、両手を木に縛られて動けない状態ではそれも虚しく、恐怖が募っただけだった。
「ん、なんか言った?聞こえなかったわ気持ちわりー声しか。もう一回言ってよ」
顔を歪ませながら見下ろされる。ギリ…っと右手で顔を上を向かせられ、強引に舌を入れられた。
「んんン!!?…ッや!…あ、んぅ…うぅ」
一気に呼吸が苦しくなり、クラっと目眩がした。パッと口を離してもらったときには自分じゃ立てなくなっていて、お兄ちゃんに抱えられていた。
「は…!なに勃ててんだよ、気持ちわりー」
そうお兄ちゃんは言って、汚いものを見れような目で僕を見た。
……よかった
有馬くんが……捕まらなくて…
絶対に捕まらないでね……有馬くん…
心の中で思うだけで…精一杯だった
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