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泉の秘密
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俺は今日も、1人でお昼ごはんを食べる事になった。
泉は何やら用事があるらしい。
俺の予想では、多分告白されるんだろう。
仕方なく、体育館へ向かう。
やっぱり図書室より、体育館の方が涼しくて静かだ。
体育館の裏にまわって、腰掛ける。
「やった…今日は誰も居ない♪」
今日のお弁当は俺が作った。
めんどくさかったから、冷凍のやつが多い。
泉は、いつもほとんど手作りでやってくれるが、今日の俺には、そんな気力はなかった。
「いただきまーす」
それは、
お弁当を開くのと同時だった。
「ゃ、らあぁ…んぅっ、はぁ…♡」
俺の後ろに位置する、体育館の用具倉庫の中から誰かの甘い声が聞こえた。
声の高さからして、多分男子。
…誰だよ。
こんな真昼に学校で………。
あまりの不快さに立ち去ろうとした時。
「あぁあっ…ごめんな、しゃぁっ、あッ♡
…いじゅ、みぃッ♡♡」
ピクッ
今、泉って…?
……空耳だよな。
「はぁ、んっ…いずっ、みぃ♡
ごめっ、ごめんなしゃぁぁぁッッ♡♡」
違う
空耳なんかじゃない。
泉って言ってる。
…沢城泉?
嘘…だろ……?
泉がこんな時間に⁇
しかも、男を⁇⁇
ありえない……よな?
違うよな?
俺の勘違いだよな?
もし、本当に泉だったら
…どうする⁇
いやいや、どうするって…
どうにも出来ないだろ?
何言ってんだよ、俺…。
泉が誰を好きでも、俺には関係ないし。
それが男だとしてもそれは泉の勝手…
それに、まず俺の知ってる泉って決まったわけじゃないんだし
分かってるけど
でも…
ガラガラッ
「……何してんだよ」
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