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2日目 ひろむ
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俺はあと48日、ここで暮らすことになった。死んでるのに誰かと暮らすなんて信じらんないけど、同居人は幽霊が見えるというとんでもない青年だった。
幽霊見える奴ってまじでいるんだね。世界って広いなー。
「なぁヒロ。同居人になっちまったからにはお前の事教えろよ」
「俺のこと?なにが知りたいの?なんでも教えてあげるよ」
嘘だけど。
「本名は」
「ホンダヒロアキ」
「ふぅん。歳は」
「21歳」
「へぇ、年上かよ。大学生?」
「うん、そーだよ。文学部だった」
「お前すげぇな。よくそんなスラスラ嘘つけるもんだなぁ」
「やだなぁ、こんなこと嘘ついてどーすんの」
「お前嘘ついてるとき目の色変わるよ」
「え!嘘!それこそ嘘!」
「マジだっつーの。あ、それがヒントなんじゃね?お前が手にいれなきゃいけないもの」
「わかんないよー、俺正直モノなんだけどなぁ」
自分には。
「なんでもいいけどさ。ポルターガイストとかやめてね」
「キミ相手じゃポルターガイストにもなんないでしょ!」
「それもそーだな。」
嘘ついてるって分かっていて、この不良くんは何にも言ってこない。変な奴。
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