アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
4日目 ひろむ
-
「おいホンダ」
「んー?」
「お前モノは触れるんだな」
「無機物だけね。生き物はムリみたい。」
「オナニー手伝ってもらおうと思ったのによー」
「しないんじゃなかったの」
「嘘だよ。」
「わぁ、騙されたー」
「なんだよその反応。」
「女の子でも連れ込んでヤればいいじゃん。オナニーなんかしなくてもさ。キミ、カッコいいからモテるでしょ」
「…気持ち悪ィんだよ、好きでもねぇ奴とできるかそんなこと」
「えーー!ぴゅあはーとだねぇ。」
「うっせぇな、お前は出来そうだね、そーいうの」
「あ、俺もムリ。童貞だから」
「はい、嘘ーー。」
「嘘ってわかっててよくなんにもいわないね?」
「あ?別にどうでもいいからな。あと一ヶ月ちょいでてめぇも消えるんだから」
「悪霊になるかもしれないのに?」
「それでもお前はココからでていくよ」
「どーして?」
「そーいうもんだからだよ。悪霊っつーのは、自我なく彷徨って、勝手に取り憑いて勝手に払われて地獄逝だ」
「わぁお、こっわ」
「全然思ってねぇな」
「だって実感ないもん。俺ってほんとに死んだの?ほんとに幽霊なの?」
「死んだんだよ。手見てみろ、透けてるだろ。鏡にお前映ってねーだろ。幽霊だよ残念ながら。ま、なんで死んだのか知らねぇけど」
「自殺だよ???ん。」
「嘘つけよ、そこは。」
「嘘だよ、ほんとはチンコのこすりすぎでしんだの…。」
「どんな死に方?!?!」
嘘なのか嘘じゃないのか微妙なラインだけどね。嘘っていうのは本音を織り交ぜて話すから真実味が増すんだって誰かが言ってたなぁ。馬鹿だよねぇ、真実を混ぜちゃったらそれは限り無く嘘に近い本当のことになっちゃうっていうのにさ!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 65