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34日目 ひろむ
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でも生きてたら多分君と出会う事はなかったよね。
死んでよかったんだか悪かったんだか。
神様は意地悪だ。
眠る赤毛をみつめて、髪を撫でる仕草をしてみる。ほら、やっぱりさわれない。
触りたい。
「つめたい」
「えーまじで?」
「霊気なめんなよ…」
それだけいって、ぐうっ、と眠りを再開させる不良くん。
夏なのに、クーラーのつけられてない部屋。それなのに汗をかかない彼。俺はそれほど、冷たいらしい。
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