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もう一度出逢えたら
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『さぁ。もう時間です。あなたたちは来世でもう一度出会うことができるでしょう』
ぽぅ。とからだが光る。せっかく会えたのにもうお別れなんていやだよ、いやだ、泣きそうな顔をしていると、祐介くんがさっきより強く俺を抱きしめた。
「んんっ…?!」
ちゅ、ちゅっ、と唇にキスをされる。ちょっと、ちょ、キミ童貞、でしょ、…?!
「……弘、来世でまた、俺のことすきになってくれよな」
「…っ、なまいき!」
大人になった祐介くんは落ち着いていてすっごくムカつく。だから祐介くんの首筋に吸い付いて、でっかいキスマークを残してやった。ふふん。
「キミはもう俺が予約済みだから。よそ見しないでよね、バーカ」
「ははっ、来世も愛してるよ。」
へぇこれが転生かー。もし転生してお互いに今のお互いの記憶がなくても。それでも出会えると信じてる。だからもうサヨナラは言わない。もうキミに嘘はつかない。俺たちは二人でまばゆい光に包まれた。
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