アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
クリスマス特別編3
-
「物をね、あげるのは簡単だけど、なにかしてあげたいなぁっておもったの!なにさ、あんまりこっち見ないでくれる?」
「弘の顔が、あけぇ」
「うるさいな、まさかそんな失敗しちゃったもの、本当に食べてくれるなんて思わなかったから、」
「へぇ?可愛いな、弘くん」
「………さっきの仕返しのつもり?祐介くん?」
にっこりと口角を上げた弘の顔は、赤いくせに少し怒っているように見えた。やっべぇ、年上ってなにかとプライド高いからな…しかも相手が弘なら余計に。
一歩、一歩と迫られる。焦りを隠すように一歩、一歩と後ずさると「逃げないでよ。」と言ってそのままベッドまで追いやられた。すとん、とベッドの上に座り混んだら、今度は太ももの上に跨られてしまった、腹と腹がくっつきそうなぐらい近い、弘の長い腕が首に回される。なんだこの体制、なんだこの体勢…!
やべぇ、心臓の音絶対うるさい、絶対弘に聞かれてる…!バカにされる…!
俺の首筋に顔を埋めていた弘は、はぁ、と一度ため息をついてもう一度ぎゅうっと抱きしめてくる。
「…あーあ。生意気な祐介くんを叱ってやろうと思ったのに、キミの匂いのせいでどうでもよくなっちゃった。」
「…なんだよそれ」
「祐介くん、俺はキミに会うために生まれて来たのかもしれない」
「はぁ?!な、なに言ってんだよ!イキナリ!」
「だってキミを抱きしめているだけで、こんなに幸せになれるんだもん。」
弘の薄い手のひらが、頬、首、鎖骨と撫でていく。だんだん際どいとこ触って来てんじゃねぇよ!
振り払うにも弘が俺の上に乗ってっからそれもできない。弘の柔らかい唇が髪に、耳に、触れる。落ちてくる。
「く、すぐってぇ!やめろって弘、」
「やめない。ふふ、今日はクリスマスだよ?恋人同士はいっぱい、愛しあわないと。ね?」
「あ、あーっ!ちょ!おま、!だめ、そこ、…!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
63 / 65