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15日目 ひろむ
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毎日布団の中に招かれるから、毎日不良くんの布団の中にもぐりこむ。
「涼しい」って言って笑う顔に触ってみたいと思って手を伸ばしてみるけど、綺麗にすり抜けていく。
「なに」
「やっぱ触れないもんだね?鼻でもつまんでやろうとおもったのに」
嘘。できるなら頬を撫でたかった。女の子にするように。
「目の色変わったぞ」
「ねぇ、昨日さ、どうして俺の名前呼んだの?」
「は?」
「寝ながら、俺の名前呼んだでしょ」
カッ、と突然不良くんの顔が赤くなった。その後に夢精したの、みてたよ、俺。ねぇ、夢の中での俺にキミ、なにしてたの?
「…」
「…なーんてね!うっそー!なに?ほんとに俺の夢みてたの?!」
不良くんに背中を向けてそういうと「…そうだよ」とか細い声がかえってきた。
ばか、せっかく目を見られないようにしてあげたのに。
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